
普通預金の金利が上がった今も、給与振込口座に全額入れたままでよいのでしょうか? それとも預け替えをしたほうがよいのでしょうか。元銀行員の筆者と共に考えてみましょう。
使わないお金は預け替えを検討しよう
よく面倒だからと、給与振込口座にお金を入れっぱなしにしている人が見受けられます。
確かに普通預金の金利も上がってきている今は、普通預金であっても、以前より多くの利息を受け取れるため、預け替えをしなくてもよいと感じている人もいるかもしれませんね。
ただ、普通預金は必要なときに引き出しやすいという利便性があるため、給与振込口座に入れたままでいると、思っている以上にお金を引き出してしまい、使い過ぎてしまうことも考えられます。
すぐに使わないお金は、別の口座への預け替えを検討し、日々使うお金と、イザというときに備えておきたいお金を分けて管理するという方法もあります。
もちろん、給与振込口座の金利が高く、普段からしっかりお金を管理できているなら、無理に預け替える必要はありません。大切なのは、自分が管理しやすい方法を選ぶことです。
イザというときのお金はいくら用意しておくとよい?
イザというときの考え方は人それぞれ違うため、ここでは生活費に絞って考えてみたいと思います。
イザというときに備えるお金は、毎月の生活費の3カ月分から6カ月分程度を1つの目安として準備しておくと安心です。ただし、必要な金額は家族構成や働き方、収入の安定性などによっても異なります。
例えば毎月10万円の出費がある家庭なら、30万円~60万円を。毎月20万円の出費がある家庭なら、60万円~120万円が目安になります。
このようなお金は、必要なときにすぐに使えるよう、普通預金などで確保しておくと安心です。
とはいえ、イザというときが必ず訪れるわけではありません。
そのため、生活費とは別に確保したお金のうち、当面使う予定のない部分については、定期預金に預け入れて運用するという方法もあります。
定期預金に預け入れる場合も全額ではなく、普通預金と定期預金に分けておくことで、緊急時にも対応しやすくなります。
給与振込口座に全額を置いておくことが、必ずしも悪いわけではありません。ただ、必要以上のお金を入れたままにしているなら、一度預け先を見直してみてもよいでしょう。
日々使うお金、イザというときのお金、当面使う予定のないお金。それぞれの目的に合わせて管理することが、無理なく貯蓄を続けるポイントになります。







