介護や病気、失業など、さまざまな事情から住民税非課税世帯となる人がいます。実際の暮らしはどのようなものなのでしょうか。All Aboutが実施している「住民税非課税世帯のお金と暮らし」に関するアンケートから、2026年9月29日に回答のあった、近畿地方在住、70歳女性の状況を見ていきます。
投稿者プロフィール

ペンネーム:ララ
年齢性別:70歳女性
同居家族構成:本人のみ
居住地域:近畿地方
住居形態:持ち家(戸建て)
雇用形態:年金生活者
月の収入:老齢年金15万円、遺族年金3万円※非課税
現預金:2000万円
リスク資産:1640万円
「夫が退職後すぐにがんになり、2年ほど闘病したため退職し看護した」
住民税非課税世帯となった理由について、「主な収入が老齢年金である」「遺族年金を受給している」を挙げるララさん。「私も40年以上働いていたが、夫が退職後すぐにがんになり、2年ほど闘病したため退職し看護したが、夫が7年前に亡くなり、孫たちがコロナ禍で学校も休みになり、孫たちの世話もあり、その後は仕事はしていません」と話します。
現在の収入は「年金15万円、遺族年金3万円」。対する代表的な月の支出は「食費4万円、光熱費1万~2万円、介護・国保保険料2万円、日用品費1万円、ケーブルテレビを含む通信費2万円、車・ガソリン代1万~2万円、医者代1万5000円、娯楽費1万円、自宅の地震保険・医療保険・車の任意保険料3万円、孫費や息子宅への食材費2万~3万円、被服費0~1万円、そのほか1万円」とのことです。
今の暮らしは「かなり厳しい」というララさん。「年金だけでは、車検や固定資産税の支払いがあったり、車や家電の買い替えなどあると支払えないので投資信託を始めたが、円高などで利益がないため、貯蓄を崩している。あと数年で車の買い替えがあるので、早く回復してほしい」と続けます。
「一緒に料理を食べてくれる同年代の人がいることの大切さを痛感」
現在は「国民健康保険料・介護保険料が減額されたこと」に助けられているというララさん。
「持病があり何カ所か通院しているが、70歳になり、自己負担が2割になったので、ありがたい。外来の総額が月8000円を超えると還付があり助かった」と話します。(編集部注:高額療養費制度では、70歳以上の外来医療費に月ごとの自己負担上限があります。2026年8月から、住民税非課税世帯の上限は月1万1000円、一定所得以下の場合は8000円となっています)
「夫が亡くなってからは、ずっと非課税世帯」とのことで、周囲から想像されがちなイメージと実際の暮らしの違いについては、「貧乏ではないかと思われそうで、他人には話さない。ランチなどに誘われないと悲しいので、お金の話は、同じ境遇の人にしか話さない」とのこと。
今の暮らしで大切にしていることについては、「食材の値上がりが続き、食べ切れる分を吟味して選ぶようになった。健康が第一なので、国産の物や新鮮な間に食べれるように、買い過ぎないようにしています」というララさん。
最後に「夫が亡くなり、一緒に料理を食べてくれる同年代の人がいることの大切さを痛感しています。中高生の孫たちにも料理やおやつなど時々作るけど、70代とは食べる物が違うので、揚げ物ばかり欲しがるので、煮物を食べてほしいです」とコメントを残していました。
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