50代は「自分の楽しみ」に使える優待にも注目
30代、40代では、食料品や日用品、外食など、普段の暮らしに役立つ優待を中心に紹介してきました。50代では、そこから少し視野を広げて、自分の趣味や休日に使える優待にも目を向けてみましょう。

もちろん、50代だから旅行やゴルフを楽しむとは限りません。大切なのは、自分が普段どこで買い物をし、休日に何をして過ごしているかです。
そこで今回は、百貨店での買い物に使える三越伊勢丹ホールディングス、ゴルフが趣味の人に向く平和、鉄道でのおでかけに活用できるJR東日本を取り上げます。
三越伊勢丹ホールディングス<3099>
百貨店大手の同社は、三越や伊勢丹などで利用できる「株主様ご優待カード」を発行しています。
100株以上を保有すると、対象となる買い物などで10%の割引を受けられます。ただし、保有株数に応じて利用限度額が設定されているほか、一部のブランドや商品、サービスなどは対象外です。
百貨店で衣料品や食品などを購入する機会がある人なら、普段の買い物に使いやすい優待です。一方、10%割引だからと予定外の買い物を増やしてしまっては本末転倒。もともと三越や伊勢丹などを利用している人ほどメリットを生かしやすいでしょう。
平和<6412>
パチンコ・パチスロ機メーカーで、ゴルフ場運営大手のPGMやアコーディア・ゴルフを傘下に持つ同社は、グループが運営する対象ゴルフ場などで利用できる株主優待を実施しています。
優待を受けるには一定数以上の株式を保有する必要があり、保有株数に応じてゴルフ場で利用できる優待券がもらえます。利用できる日やゴルフ場などには条件があるため、事前の確認が必要です。
この銘柄は「50代だからゴルフ」という理由で選ぶものではありません。普段からゴルフを楽しんでいる人なら、趣味に直接使える株主優待も選択肢になるという一例です。食品や金券とは違った、趣味特化型の優待として考えてみるとよいでしょう。
JR東日本<9020>
鉄道を利用した旅行やおでかけが好きな人なら、同社の株主優待も候補になります。
一定数以上の株式を保有すると「株主優待割引券」がもらえます。同社の営業路線内で利用する場合、運賃や料金が4割引になるのが特徴です。このほか、グループのホテルや飲食店などで利用できる「株主サービス券」もあります。
旅行そのものが提供される優待ではないため、「旅行優待」というより、鉄道移動やおでかけに役立つ優待と考える方が実態に近いでしょう。新幹線などを利用してでかける機会が多い人なら、使い道をイメージしやすい優待です。
50代は「得する金額」だけでなく「何を楽しみたいか」
今回紹介した3銘柄は、三越伊勢丹ホールディングスが買い物、平和がゴルフ、JR東日本が鉄道移動・おでかけと、それぞれ使い道が異なります。
株主優待というと、食品や商品券など「家計を助けてくれるもの」に目が向きがちです。しかし、投資を続けながら、自分の趣味や休日に使える優待を探すのも1つの楽しみ方です。
百貨店をよく利用するなら三越伊勢丹ホールディングス、ゴルフが趣味なら平和、鉄道で出かけることが多ければJR東日本というように、自分がすでにお金や時間を使っていることから逆算して選ぶと、優待を無理なく活用できます。
ただし、優待を受けるためだけに必要以上の株式を購入したり、予定外の支出を増やしたりするのは避けたいところです。株主優待だけでなく、必要な投資金額や業績、配当、将来性なども確認し、長く保有したいと思える会社かどうかを考えて選びましょう。
※株主優待の内容は2026年9月4日時点です。詳細につきましては、各社が発表している株主優待内容をご確認ください。
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