30代は「生活費に役立つ優待」に注目
20代から30代になると、仕事や生活環境が変わり、家計の中身も変化してくる人が少なくありません。収入が増えて投資に回せるお金が増える一方、住宅やクルマ、結婚や子育てなどによって支出が増えるケースもあります。

もちろん、30代だから結婚している、子どもがいるとは限りません。1人暮らしであっても、家電の買い替えや食料品、日用品、外食など、日々の暮らしにはさまざまなお金がかかります。
そこで30代の株主優待選びでは、「何がもらえるか」という楽しさに加えて、普段支払っている生活費の一部に使えるかという視点を持ってみましょう。
今回は「家電・生活用品」「外食」「毎日の買い物」という3つの切り口から、エディオン、物語コーポレーション、イオンを選びました。
エディオン<2730>
エディオン<2730>は、家電量販店を全国で展開しており、毎年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に「エディオンギフトカード」を贈っています。
100株以上500株未満なら基本の優待額は3000円分で、店舗のほか「エディオンネットショップ」でも利用できます。さらに長期保有優待があり、同じ100株以上500株未満でも、1年以上2年未満なら1000円分、2年以上3年未満なら2000円分、3年以上なら3000円分が加算されます。
例えば100株を3年以上継続保有すれば合計6000円分です。30代では引っ越しや故障などで家電を買い替えることもあります。普段から同社を利用している人なら、必要な買い物の一部に優待を充てることができます。
物語コーポレーション<3097>
物語コーポレーション<3097>は、「焼肉きんぐ」「丸源ラーメン」などを展開しています。100株以上を半年以上継続保有すると、6月末と12月末を基準にそれぞれ3500円相当、年間7000円相当の株主優待券がもらえます。2026年3月発送分からは電子チケットになりました。
注意したいのは、100株を購入して次の基準日を迎えれば、すぐに優待を受け取れるわけではないことです。同一株主番号で6月末と12月末の株主名簿に100株以上を連続して2回以上記載される必要があります。
普段から焼肉きんぐや丸源ラーメンなどを利用している人なら、外食費の一部に充てられます。家族との食事に限らず、友人との外食や1人での利用など、幅広い使い方ができる優待です。
イオン<8267>
食料品や日用品を購入する機会が多い人なら、イオン<8267>の株主優待にも注目です。2月末または8月末時点で100株以上を保有すると「株主さまご優待カード(オーナーズカード)」が発行されます。
2026年2月末以降の制度では、対象となる買い物金額の1~7%が半年ごとに還元されます。100~199株なら1%、200~299株なら2%、300~1499株なら3%です。
例えば100株を保有し、対象店舗で毎月5万円分の買い物をすれば、半年間で30万円。1%なら3000円相当が還元される計算です。商品券のように金額が決まっている優待ではないため、普段からイオンや対象となるグループ店舗を利用する人ほどメリットを生かしやすいでしょう。
30代は「自分が何にお金を使っているか」から考えよう
今回紹介した3銘柄は、エディオンが家電・生活用品、物語コーポレーションが外食、イオンが食料品・日用品と、それぞれ使い道が異なります。
どの優待が最もお得なのかは、人によって違います。イオンを毎週利用する人ならオーナーズカードのメリットを感じやすいでしょうし、外食の機会が多ければ物語コーポレーション、家電などをエディオンで購入しているならエディオンの優待が使いやすくなります。
30代は、収入が増える一方で生活にかかる支出も増えやすい年代です。だからこそ、優待品の豪華さだけではなく、「自分がもともと支払っているお金を優待で少し減らせないか」という視点で探してみるのも1つの方法です。
ただし、株主優待は企業の判断によって内容が変更・廃止される可能性があります。優待だけで投資先を決めるのではなく、必要な投資金額や業績、配当、将来性なども確認し、長期的に保有したい会社かどうかを考えて選びましょう。
※株主優待の内容は2026年9月4日時点です。詳細につきましては、各社が発表している株主優待内容をご確認ください。
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