長野の観光・旅行/長野の温泉

乗鞍高原の泉質が異なる2つの温泉を楽しむ(2ページ目)

乗鞍高原には泉質の異なる温泉が4種ある。今回はそのうち代表的な乗鞍高原温泉にある日帰り温泉施設「湯けむり館」と、2種の温泉が楽しめ、囲炉裏料理が旨い人気の民宿「白い宿」を紹介。

執筆者:森 俊二

日帰り温泉施設「湯けむり館」の露天風呂

湯けむり館の入口
湯けむり館の露天風呂
湯けむり館は、 乗鞍高原のほぼ中央部、 県道乗鞍岳線と上高地乗鞍林道との交差点の近くにあり、付近には観光センターや温泉宿がある。

男女別に内湯と露天風呂があり、内湯は樹齢500年の木曽サワラを使った木の香漂う桶風呂。

日帰りの温泉施設で、毎週の定休日や 11月下旬~12月中旬に長期休館もあるが、定休日を除けば、四季を通じて楽しめるところだ。
実際、 私が湯けむり館を訪れたのは、昨年の平成17年8月だった。 毎年の「信州いざない会」で、乗鞍岳のお花畑や滝巡りをした後だった。

露天風呂からは、晴れていれば、乗鞍岳が見えるはずなのだか、生憎山景色は雲の中だった。
温泉は、硫黄の臭いがする白濁した温泉らしい温泉。勿論源泉掛けながし。湯口から新しい温泉が絶えず注ぎ込んでいた。

大きい湯船で、何処から来たか分からないけど、たくさんの人がすでに湯船に浸かっていて、話をしていた。広い露天風呂に入るといつも思うのだが、他人の話し声を聞きながら温泉に浸かるのもまた良いものだ。

泊まりは民宿「白い小屋」を予約していたので、寄っただけだったが、 湯上がりに便利な 暖炉や休憩席(約50~60席)がある休憩ホールがあった。 この「湯けむり館」はその後、 平成17年12月23日にリニューアルオープンしたという。

続いて次ページで 乗鞍高原の民宿「白い小屋」を紹介 >>

●名称:乗鞍高原温泉・日帰り温泉・湯けむり館
●住所:〒390-1513 長野県松本市安曇乗鞍高原
●電話:0263-93-2589

●源泉:湯川上流(自然湧出)・泉温:49度・湧出量:1,500リットル/毎分
●泉質:酸性硫化水素泉(弱酸性低張性高温泉):pH=3.14
●分析:知覚検査:微白濁を呈し、酸味・強硫化水素臭を有す。成分:+=Na39%・CA31%・MG2+8.3%・-=SO73%・蒸発残留物:624mg/kg。
●効能:慢性皮膚病・慢性婦人病・切り傷・糖尿病・高血圧症・動脈硬化症 リウマチ、神経痛、糖尿病、心臓病、婦人病、凍傷、アトピー、水虫  慢性中毒症(水銀、亜鉛、砒素等)動脈硬化、ニキビ、高血圧、不妊症など
●浴室:男女別内湯各1&露天風呂各1
●営業:午前9:30~午後9:00・定休:毎週火曜日
●料金:大人 700円(中学生以上)・小人 300円(3歳以上)

アクセスガイド
◆列車・バス:JR)中央線松本駅から松本電鉄の乗り「新島々駅」下車、乗鞍高原方面行きバス50分、「鈴蘭バス停」下車
◆車:長野自動車道松本ICから国道158号線を高山・上高地方面へ
◆地図:乗鞍高原温泉
続いて次ページで 乗鞍高原の民宿「白い小屋」を紹介 >>

・制作:06/08/15
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