長野の観光・旅行/長野の温泉

乗鞍高原の泉質が異なる2つの温泉を楽しむ

乗鞍高原には泉質の異なる温泉が4種ある。今回はそのうち代表的な乗鞍高原温泉にある日帰り温泉施設「湯けむり館」と、2種の温泉が楽しめ、囲炉裏料理が旨い人気の民宿「白い宿」を紹介。

執筆者:森 俊二

目次:

乗鞍高原の4つの源泉掛け流しの温泉

乗鞍高原温泉

乗鞍高原を代表する乳白色の温泉
開湯:乗鞍岳中腹・湯の川源泉(標高1500m)から引湯/1976年
泉質:酸性硫化水素泉
引湯施設数:約100

乗鞍高原温泉は、昭和57年(1976年) 湯川の上流で自然湧出のまま渓谷に流れていたものを乗鞍高原に引き湯してオープンした。 源泉から7Km以上、高低差550m弱という地形的・豪雪問題を克服した難工事だったらしい。
⇒ 詳しくは乗鞍高原温泉の歴史参照

乗鞍高原温泉の旧せせらぎの湯の様子
乗鞍高原温泉で思い出すのは、右写真にある「せせらぎの湯」の事だ。 私が温泉仲間とはじめて入ったのは1990年(平成2年)5月だったから古い話なのだが、 屋根もない野趣溢れた無料の温泉施設だった。

乗鞍高原温泉の日帰り温泉施設
  湯けむり館:次ページで紹介
  せせらぎの湯:
  ・ 屋根付きの男女別露天風呂
   (脱衣所有り)
  ・ 利用は無料(冬季は閉鎖される)
  ・ 場所:上高地乗鞍林道コロナ連絡所前バス停近く

その後、乗鞍高原には、下記の3つ計4ヶ所の源泉の湯が発掘された。

すずらん温泉

鈴蘭地区湧出の温泉
開湯:平成7年には温泉ボーリング。翌平成8年(1996)に誕生。
泉温:38.8℃
泉質:単純硫化水素泉(中性低張温泉源泉)
効能:神経症、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじきほか
引湯施設数約15


安曇乗鞍温泉 天峰の湯

休暇村に湧出する温泉
開湯:平成15年12月(地下1300から湧出)
泉質:炭酸水素塩温泉
  鉄分、カルシウム、ナトリウムを多く含む淡褐色の温泉
効能 神経痛・筋肉痛・疲労回復・慢性皮膚病など
  (飲用効能/慢性消火器病・糖尿病・痛風など)
引湯施設数1

わさび沢温泉

わさび沢地区に湧出する温泉
開湯:平成14年(2002年)
泉質:カルシウム、マグネシウムー炭酸水素塩冷鉱泉
効能:疲労回復、腰痛、神経痛など
引湯施設数3

・制作:06/08/15
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