
物価高が続いており、2026年6月に値上がりした飲食料品は1000品目を超えました。食費の高騰が家計に与える影響は決して小さくありません。この苦しい状況の中で少しでも出費を抑えるためには、どのような工夫があるのでしょうか。
All About編集部は全国200人を対象に「物価高時代の食費のやりくりや工夫」に関するアンケートを実施しました。今回はその中から、兵庫県に住む48歳女性の節約テクを紹介します。
嗜好品にお金をかけるのもなあ……
【回答者プロフィール】
・年齢:48歳
・家族構成:既婚(子なし)
・世帯人数:2人
・職業:専業主婦
・世帯年収:600万円
・貯蓄額:2000万円
【1カ月の主な支出内訳】
・家賃:4万5000円(間取り2LDK)
・食費:5万5000円
・交際費:2000円
・電気代:5000円
・ガス代:5000円
・水道代:2500円
・通信費:9000円
・車の維持費:1万2000円
・毎月貯蓄に回している額:5万円
物価高の影響を聞くと、1年前と比べて1カ月当たりの食費は4001~5000円ほど増えたといいます。特に困っているのはコーヒーと魚です。
「スーパーなどでインスタントコーヒーを買いますが、以前と比べて値段が高くなっているので、嗜好品(しこうひん)にお金をかけるのもなあとモヤモヤします」
では、どのように対応しているのでしょうか。食費を抑えるための工夫は至ってシンプルです。
「牛肉は買わない。鶏肉は胸肉を買う。タイムセールの時間帯に買い物する」
この工夫で月に1001~2000円ほど節約になるといいます。
さらに活用しているのが「魚の水煮缶」。高くなったパック入りの魚の代わりに、缶詰を使うことで乗り切っているそう。
「パック入りの魚が最近高くてなかなか買う気になれないので、魚を買う頻度を減らして代わりに缶詰を使います」
実際に、缶詰を使ってどんなレシピを作っているのか尋ねると、「サバの水煮缶を使います。鍋にキャベツやニラ、にんにく、ミニトマトを入れて少しだけ水を加えて火を通したら、サバ缶を汁ごと投入して火を通し、塩コショウなどで味を付ける」と教えてくれました。
安くておいしい“プチご褒美”
食費を抑える工夫を凝らす一方で、我慢ばかりの節約生活では息が詰まってしまうもの。たまのリフレッシュとしてどのような「プチご褒美」を取り入れているのでしょうか。
「私の住む市内にある行列のできる和菓子屋さんのおはぎや大福などを買ってきて楽しむこと。ケーキ類は最近体が受け付けないのですが、ここの和菓子は、しばらく食べていないと食べたくなってきます。他の和菓子屋さんと比べて値段も安いのであまり罪悪感もないし、とにかくおいしいので満足感が大きい」
このように、食費を抑えつつも楽しむ時間は忘れない彼女には、「これだけは譲れない」という食費のポリシーがあります。
「バランスよくちゃんと栄養がとれて健康な暮らしを維持していくためにも、安さだけに捉われないようにする」
そして今後目指したい暮らしについては、「物価高でとにかくお金がかかるようになるので、買え買えとあおってくるSNSやテレビなどに影響され過ぎないようにしたい」と教えてくれました。
値段や情報をうのみにせず、自分にとって本当に大切なものを見極める姿勢こそが、物価高の時代を乗り切るために必要なのかもしれません。
<調査概要>
物価高時代の食費のやりくりや工夫
調査方法:インターネットアンケート
調査実施日:2026年5月27日
調査対象:全国20~60代の200人(男性:60人、女性:136人、回答しない:4人)
※回答者のコメントは原文のまま記載しています。
※本記事の出費内訳はアンケートの回答に基づいた「主な項目」のみを記載しています。回答に含まれない社会保険料や税金、民間の保険料、不定期な支出、使途不明金などは考慮されていないため、収支合計が一致しない場合があります。
※本記事で紹介している人物のプロフィールや数値などは、プライバシー保護のため編集部で一部改変している場合があります。






