
物価高が続く中、以前のように気軽に旅行ができなくなったと悩む人も多いのではないでしょうか。しかしそんな中でも、工夫を凝らして旅を楽しみ続けている人たちがいます。
All About編集部は全国20~60代の200人を対象に「物価高でも旅を楽しむ人の『家計やりくり』調査」を実施しました。今回はその中から、三重県に住む36歳女性のエピソードを紹介します。
春休みに家族で訪れた伊賀のホテル
【回答者プロフィール】
・年齢:36歳
・家族構成:既婚(子あり)
・職業:専業主婦
・世帯年収:600万円
・貯蓄:10万円前後
最近、女性が行って感動した旅先は、「三重県伊賀市のホテル」だそう。どんな思い出ができたのでしょうか。
「春休みに子どもとお出かけしようと、インターネットで探して予約しました。朝食付きで、しかも部屋で食事をいただけるので、『部屋でゆっくりしたい』という私の希望もかないました。館内も部屋も清潔で、そなえ付けのシャンプーや石鹸もこだわりのブランドでそろえてあってうれしかったです。朝食は地元の人気食堂が監修したメニューで、野菜が多くヘルシーでした。宿泊者は通路を通って、施設内の図書館にも行けて、これは面白い体験でした。ちょうど翌日オープンの新しい図書館を楽しむことができたのも、よい思い出になりました」
普段はキャンプを最優先
家族で旅を楽しんだ女性ですが、物価高の中でどのように旅行代をやりくりしているのでしょうか。真っ先に削る支出について聞くと「宿泊費」と答えます。春休みの旅行ではホテルに泊まったものの、普段は“キャンプを最優先”しているそうです。
「キャンプ(2泊3日)だと、同じ泊数のホテル代と比べて1万~2万円は削れていると思います」
なぜ、キャンプで宿泊費を削ろうと考えたのでしょうか。
「ホテル泊は、荷物も少なく、アメニティもそろっていて便利ですが、部屋には寝に帰るだけということも多いです。それなら、自然を感じられるキャンプ地でテント泊をしたほうが、子どもにも楽しい思いをしてもらえるのではないかと思っています」
宿泊費を抑えながら、子どもに楽しい体験を提供できる点が、キャンプという選択肢を選んでいる理由のようです。
食費は「削らない」
宿泊費は工夫して抑える一方で、女性が「ここは削れない」と決めているのが食費です。
「食べること、おいしいものが好きだからです。安くておいしいもの、新鮮なものを見つけて調理して食べたときの感動は、たまりません」
旅先での食を楽しむ一方で、昨今の物価高の影響もしっかりと肌で感じています。
「お土産一つ買うにしても、以前にも増して『本当にこの値段?』と感じる商品が増えたように思います」
旅は「家族の思い出をつくる非日常」
このように物価高の波を実感しつつも、彼女が旅に出続けるのはなぜでしょうか。女性にとって旅行はどのような存在なのか、物価高でも旅行を諦めない理由を聞きました。
「非日常を感じるための手段であり、経験や体験そのものだからです。家族の思い出も作れる、楽しいものだと思っています。自分が知らないことを知るきっかけにもなります」
最後に、今後の「旅とお金の付き合い方」について考えていることを聞きました。
「周りと比べて、自分の家族の旅の在り方はこれでいいのかと悩むこともあります。でも結局、楽しければ何でもいいのかもしれません。食べることは削らない。そして、旅行やキャンプに出かけたら、ケチケチせずにお金を楽しく使う。ただし、予算枠は超えないようにしたいです」
泊まる場所を工夫して抑え、食と体験にはしっかり使う。それでいて予算は超えないようにする。無理なく続ける女性のやりくりは、家族で旅を楽しみ続けるための1つのヒントになりそうです。
<調査概要>
物価高でも旅を楽しむ人の「家計やりくり」調査
調査方法:インターネットアンケート
調査実施日:2026年4月9~10日
調査対象:全国20~60代の200人(男性:53人、女性:147人)
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