
物価高が続いており、2026年7月に値上がりした飲食料品は2500品目を超えました。食費の高騰が家計に与える影響は決して小さくありません。この苦しい状況の中で少しでも出費を抑えるためには、どのような工夫があるのでしょうか。
All About編集部は全国200人を対象に「物価高時代の食費のやりくりや工夫」に関するアンケートを実施しました。今回はその中から、埼玉県に住む27歳女性の節約テクを紹介します。
お肉はまとめ買いの時には買わず……
【回答者プロフィール】
・年齢:27歳
・家族構成:既婚(子なし)
・世帯人数:2人
・雇用形態:正社員
・職業:一般事務
・世帯年収:約700万円
・貯蓄額:50万円
【1カ月の主な支出内訳】
・家賃:7万円(間取り1LDK)
・食費:3万円
・交際費:3万円
・電気代:1万5000円
・ガス代:1万円
・水道代:4000円
・通信費:3万円
・毎月貯蓄に回している額:7万円
物価高の影響を聞くと、「とても感じる」とのことで、1年前と比べて1カ月当たりの食費は4000円から5000円ほど増えたといいます。特に困っているのは卵です。
「コロナ禍前は、卵が1パック100円ぐらいで売られるセールがありましたが、今は230円くらいでも安く感じます。もともとが安い価格設定だったのかもしれませんが、卵を多く使う料理やお菓子を作るのを少し躊躇(ちゅうちょ)してしまうことがあるので、もっと気持ちよく調理がしたいです」
では、どのように対応しているのでしょうか。食費を抑えるための工夫は至ってシンプルです。
「お肉以外は週1回のまとめ買いをします。お肉はまとめ買いのときには買わず、『肉の日セール』の日に買うようにしてます」
この工夫で月に1000円から2000円ほど節約になるといいます。
さらに活用しているのが「油揚げと豆腐」。安いので助かるとのこと。アレンジしやすいし、クセがないので使いやすいそう。
実際に、油揚げや豆腐を使ってどんなレシピを作っているのか尋ねると、「まず、油揚げは細切りするなどして、食べやすい大きさに切って冷凍保存します。乾燥わかめなどとみそ汁にすると、具を考えずにすぐ作れて便利です。油分なので、食べ応えも出ます。豆腐は、揚げ出し豆腐にするのが好きです。麻婆豆腐もよく作り、初夏の時期なら塩麻婆豆腐もおすすめ。鶏ガラベースの餡を作り、長ネギではなく青菜類を使って麻婆豆腐にします」
季節感を楽しむ“プチご褒美”
食費を抑える工夫を凝らす一方で、我慢ばかりの節約生活では息が詰まってしまうもの。たまのリフレッシュとしてどのような「プチご褒美」を取り入れているのでしょうか。
「季節ごとのフルーツを買うことです。最近では、スイカが出回り始めたので、ご褒美で買います。以前より、値段が高く感じますが、週末の買い物の際に大体隔週で買ってしまいます。フルーツは旬が短く、おいしいときにおいしいものを食べたいと思っています。先週まで見かけなかったフルーツを見ると『今年もこのフルーツの時期か~』とうれしくなります」
このように、食費を抑えつつも楽しむ時間は忘れない彼女には、「これだけは譲れない」という食費のポリシーがあります。
「わが家では食費は予算制です。1、2年前に月2万円から3万円に予算アップしました。質素な食事にならないよう工夫しながら、おいしい食事を楽しめるよう努めてます。予算オーバーしてしまうことも年1、2回ありますが、予算がないからといって質素な食事にすることはせず、おいしさと満足感を優先させます」
今後目指したい暮らしについては、「今は、食事に限らず、『制限をかけて貯金をする』というより『何事にも我慢し過ぎない』生活をしています。これからもこの暮らしを守っていきたいです」と教えてくれました。
計画的に買い物をしたり、調理を工夫したりしながら、満足感や心のゆとりを重視している女性。今、何が一番必要かを認識していることが、物価高を乗り切るための原動力になるのかもしれません。
<調査概要>
物価高時代の食費のやりくりや工夫
調査方法:インターネットアンケート
調査実施日:2026年5月27日
調査対象:全国20~60代の200人(男性:60人、女性:136人、回答しない:4人)
※回答者のコメントは原文のまま記載しています。
※本記事の出費内訳はアンケートの回答に基づいた「主な項目」のみを記載しています。回答に含まれない社会保険料や税金、民間の保険料、不定期な支出、使途不明金などは考慮されていないため、収支合計が一致しない場合があります。
※本記事で紹介している人物のプロフィールや数値などは、プライバシー保護のため編集部で一部改変している場合があります。






