
物価高が続く今、「まとめ買い」で節約をしている人も多いでしょう。
ただし、買い過ぎて使い切れなければ、かえって無駄遣いになることもあります。老後破産を防ぐためには、どのようにまとめ買いを活用すればよいのでしょうか。元銀行員の筆者と共に考えてみましょう。
まとめ買いに向いているもの・向いていないもの
まとめ買いをすると割引価格で購入できることも多く、節約につながりやすくなります。
ただし、何でもまとめ買いすれば得になるわけではありません。まずは、「まとめ買いに向いているもの」と「向いていないもの」を知っておくことが大切です。
まとめ買いに向いているものは以下のようなものです。
- 調味料
- 缶詰・レトルト食品
- アルコール類
- トイレットペーパー
- ゴミ袋
- 洗剤などの日用品
これらは比較的日持ちしやすく、生活の中で継続的に使うものが中心です。
まとめ買いに向いていないものは以下が挙げられるのではないでしょうか。
- 生鮮食品(魚・野菜・卵など)
- 冷凍食品
- 花
- 接着剤
- 洋服
生鮮食品は傷みやすく、冷凍食品も長期間保存すると味が落ちてしまいます。また、洋服はサイズや好みが変わる可能性がありますし、接着剤などは開封後に品質が落ちてしまうこともあります。
「安かったから買ったのに、結局使わなかった」となると、かえって無駄遣いになってしまうため注意が必要です。
まとめ買いを上手に活用するコツ
まとめ買いをするときは、特売日やタイムセールのタイミングを活用するとよいでしょう。日常的に使うものを、必要な分だけまとめて購入できれば、生活費の節約につながります。
また、大容量の商品は、家族や友人、ご近所さんとシェアするのも1つの方法です。1人では使い切れない量でも、分け合えば無駄がありません。
生鮮食品も、購入後すぐに下処理をして冷凍保存するなど工夫すれば、まとめ買いが可能です。ただし、「何でも冷凍すれば大丈夫」というわけではありません。
鮮度や味が落ちてしまうこともあるため、「使い切れる量」を意識することが大切です。
まとめ買いには意外なメリットもある
まとめ買いには、「安く買える」以外にもメリットがあります。
例えば、食材や日用品のストックがあることで、買い物の回数が減り、無駄遣いを防ぎやすくなります。
また、自宅に食材があることで自炊の回数が増え、外食費を抑えられることもあるでしょう。さらに、友人やご近所さんと商品をシェアすることで交流が生まれ、地域とのつながりが深まることもあります。
老後は「人とのつながり」が生活を支える大切な要素になります。まとめ買いをきっかけにコミュニケーションが増えるのは、意外なメリットかもしれません。
「安いから買う」ではなく「使い切れるか」を考える
最近では、生協などの宅配サービスを利用してまとめ買いをしている人も増えています。
シニア向けの割引が用意されていることもあり、重い荷物を自宅まで届けてもらえるのは大きな助けになります。まとめ買いは、上手に活用できれば家計の強い味方になります。ただし、必要以上に買ってしまえば、逆にお金を無駄にしてしまうことにもなりかねません。
「本当に使い切れるか」「どのくらい必要なのか」を考えながら、自分に合ったまとめ買いのスタイルを見つけることが、老後破産を防ぐための家計管理につながるのです。







