
同じ収入でも、お金が貯まる人と貯まらない人がいます。その違いのひとつが、「普通預金」と「定期預金」の使い分けです。
金利が上昇し始めた今だからこそ、それぞれの特徴を理解し、自分に合った預け方を考えてみましょう。元銀行員の筆者が解説します。
お金を貯めるには2つの方法がある
お金を貯める方法は、大きく分けると、収入より支出を少なくすること、または手元のお金を効率よく運用することになります。
前者は節約や無駄遣いを減らすこと、後者は資産運用をイメージする人も多いでしょう。
とはいえ、投資には元本割れのリスクがあります。そこで今回は、元本割れの心配がない「普通預金」と「定期預金」をどう使い分けると、お金が貯まりやすくなるのかを考えてみます。
普通預金と定期預金、それぞれの特徴
どちらにもメリットとデメリットがあります。以下にみていきましょう。
普通預金のメリット
- いつでも引き出せる
- 公共料金などの引き落とし口座として使える
- 給与や年金の受け取り口座に指定できる
普通預金のデメリット
- 気軽に引き出せるため、お金が貯まりにくい
- 定期預金より金利が低いことが多い
定期預金のメリット
- 普通預金より金利が高いことが多い
- 簡単には引き出せないため、お金を使い過ぎにくい
定期預金のデメリット
- 必要なときにすぐ引き出しにくい
- 中途解約すると当初の金利を下回ることがある
お金が貯まる人は役割を分けている
お金が貯まる人は、「普通預金」と「定期預金」の役割を明確に分けています。普通預金は、給与や年金の受け取り、公共料金の引き落とし、そして急な出費に備えるための口座です。そのため、必要以上のお金は置いておきません。
一方、当面使う予定のないお金は定期預金へ移し、「簡単には引き出せない環境」を作っています。
一見すると、定期預金の「引き出しにくい」というデメリットは不便に感じます。しかし、お金を貯めるという視点では、この特徴が大きなメリットになるのです。
反対に、普通預金に多くのお金を入れたままにしておくと、気付かないうちに使ってしまい、なかなか貯まりません。
「役割分担」が貯まる人の共通点
金利が上昇すれば、普通預金と定期預金の金利差も少しずつ広がっていく可能性があります。
とはいえ、本当に大切なのは金利だけではありません。
「使うお金は普通預金」「使う予定のないお金は定期預金」と役割を分けることが、お金が貯まる人に共通する習慣です。
普通預金と定期預金を上手に使い分けることが、無理なく資産を増やす第一歩になるでしょう。







