
日銀の利上げを受け、各金融機関では預金金利の引き上げが進んでいます。
では、定期預金に預けるなら何年ものを選ぶのがよいのでしょうか。元銀行員の筆者と一緒に考えてみましょう。
定期預金の金利の傾向を知る
できるだけ大きなリターンを得たいなら、まずは定期預金の金利の特徴を知っておくことが大切です。
一般的に定期預金は、預入期間が長いほど金利が高くなる傾向があります。3年ものや5年ものが、その代表例です。
また、金融機関ではキャンペーン金利を実施することがあり、通常より高い金利で預けられるケースもあります。
ただし、キャンペーンは新規顧客限定だったり、ボーナス時期など期間限定だったりすることが多く、預入期間も1カ月、3カ月、6カ月と短めに設定されているケースが少なくありません。
預入期間はどう考える?
金利が今後どのように動くのかは、誰にも分かりません。
そのため、「今後も金利が上がりそう」と考えるなら、3~6カ月程度の短期の定期預金を利用し、満期ごとにより高い金利へ預け替える方法もあります。
一方、「金利はそろそろピークで、今後は下がりそう」と考えるなら、その時点の高い金利を長く固定できる5年ものなど、長期の定期預金を選ぶという考え方もあります。
預け替えも選択肢になる
「まだ金利は上がる」と考えるなら、その時点で金利の高い定期預金を選び、さらに条件のよい商品が出てきたら預け替えるという方法もあります。
ただし、満期前に解約すると中途解約となり、当初の金利ではなく中途解約利率が適用される場合があります。
預け替えを考えている場合は、あらかじめ中途解約時の金利や条件を確認しておくことが大切です。
「何年ものが正解」ではなく、金利の流れで考える
「何年ものが絶対によい」という正解はありません。
理想をいえば、金利が十分に上昇し、これから下がりそうというタイミングで、高い金利を長期間固定できる定期預金を選ぶことです。
とはいえ、将来の金利を正確に予測することはできません。
だからこそ、金利の動向を定期的に確認しながら、自分のお金をいつ使う予定なのかも踏まえて、預入期間を選ぶことが大切です。







