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日本一!高く長期!石の湯のゲンジホタル

標高が日本一高く、発生期間も5月末から9月上旬までと長い期間鑑賞できる志賀高原の石の湯のゲンジホタルを紹介。見頃は7月~8月上旬ですから夏休みでも家族で見られます。

執筆者:森 俊二

信州辰野町の松尾峡のように二万匹の乱舞とはいきませんが、ホタルが見られる貴重で珍しいオススメの場所があります。

石の湯ホタルは日本一!

幻想的!志賀高原・石の湯に舞うゲンジホタル:画像の提供は志賀高原石の湯ロッジ
石の湯は、志賀高原熊の湯の近く、標高約1600mの高地にあり、 自然のまま残されたゲンジボタル生息地で、成虫の発生が5月中旬から9月初旬までときわめて長く、成虫の寿命も10日から20日間という極めて貴重なところです。

ホタルの見頃は、日本一成虫の発生期間が長いため6月中旬から9月上旬まで観測できますが、見頃は7月~8月上旬です。

発生地の標高が日本一高い
成虫の発生期間が日本一長い
成虫の上陸期間が日本一長い
成虫の寿命が長い
明滅周期が長い
温泉好きの蛍で平成2年2月長野県天然記念物に指定されました
何故このように長期にわたって、成虫が発生し続けるかというと、 生息している岩倉沢川(角間川の支流)の清冽な冷水に、近くで湧き出る温泉が混ざり合って、ホタルの成虫と餌のカワニナの生育に適した条件が備わっているからなのだそうです。

ここは、 大分前の平成10年(1998)は発哺温泉から、一昨年は、熊の湯ホテルから行ってみました。 ホタルの発生は、日によって異なりますが、 1998年に行った時は、それほど多く無かったのですが、2004/07/19の夜は、389匹ものホタルが舞っていました。 ここのホタルは、200匹を越えるゲンジホタルが8月上旬までが見られます。 岩倉沢川にかかる橋の上から見るのですが、暗闇の中、沢の林中に点滅する 幻想的なホタルの光に見とれると、時間のたつのも忘れてしまいます。

石の湯には、徒歩10分でみられるところに、駐車場があるし、湯田中渋温泉郷の宿で送迎バスを用意しているところもあります。 志賀高原観光協会|イベントのご案内にある 「長野県の天然記念物 石の湯のゲンジボタル」のページには、現地の地図と見学者への注意事項が掲載されているので、見学されている方は、必ず読んでからお出かけ下さい。

石の湯のホタル鑑賞の出来る宿情報

四季を通じて自然の豊かな志賀高原石の湯ロッジのサイトには、2000年から毎年石の湯ゲンジボタル観察情報が掲載されています。 今年(2006)年版が、5月26日から掲載更新していますので行かれるときには参考にされると良いでしょう。
ロッジでは、晴れた夜に星空観察会を行っています。

ほたる温泉について

平床(ひらとこ)大噴泉
石の湯の近くの志賀草津道路(国道292号線)沿いに、平成3年(1992)に初めて湧き出した割と新しい温泉、平床(ひらとこ)大噴泉があります。
大きな音を立てもうもうと湯煙が立ち上ているので、直ぐ分かります。

熊の湯は入っていないようですが、周りの一帯は、志賀高原熊の湯地区の9ホテル(志賀パレス、志賀プリンス、一平荘、硯川、JR山の家、一望閣、志賀リバーサイド、志賀喜楽、ハイツ)を、通称を「ほたる温泉」という名で呼ばれるようになりました。

《関連サイト》:
《関連サイト》:
 ・志賀高原観光協会
 ・志賀高原の『熊の湯ホテル』 緑の色をした温泉を堪能
 ・志賀高原の東舘山々頂の眺望と花を楽しむ!
 ・志賀高原の自然探勝コースを歩く!
 ・本当に癒されるホタルに会いに行こう

・平成18年版:06/07/08
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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