志賀高原の山裾には全国でも名の知られた湯田中渋温泉郷があるが、標高の高い広い高原にも幾つかの源泉を持つ温泉が点在する。信州のおすすめの温泉として、今回は「熊の湯」を紹介しよう。

通年営業のリゾートホテル

熊の湯ホテル
熊の湯は、北信州山ノ内町から群馬県草津温泉に通ずる志賀草津道路(国道 292号線)から少し下がった山間にある。五階建ての大きな「熊の湯ホテル」の中にある。

標高1700mに位置する志賀高原の最奥にある。グリーンシーズンには新緑・深緑、秋には紅葉と、季節に応じて変わる豊かな自然は、避暑・散策やドライブ・トレッキングが楽しめる。スキーなら、志賀高原では最も早い11月から5月末まで長い期間、上質でさらさらな粉雪が楽しめるところである。

北海道の熊ノ湯や野沢温泉の外湯「熊の手洗い場」と云うように、熊に因む名前が付いた温泉があるが、こちらの方は、幕末の蘭学者・兵学者として知られる佐久間象山が見つけたと伝えられれていて「熊の湯」と呼ぶ。

松代藩の御用掛であった象山が、森林伐採と植林計画のため志賀高原を踏査したが,嘉永元年(1848)6月、手負いの熊が傷口を湯に浸していたとのを発見したのがはじまりだと云う。

この宿にも多くの文人墨客が宿泊しているが、与謝野鉄幹と一緒に全国各地の温泉を訪ねた与謝野晶子もこの宿を訪ね、和歌を残している。
熊の子の けがして足を 洗へるが 開祖といひて 伝はるいでゆ
宿の創立は、明治15年(1882)に山本弥曽吉が浴場と宿泊施設を設けて開湯に至るという歴史をもつ。志賀高原の温泉宿の中でも老舗の宿の一つである。

広くて清潔!くつろげる空間!

熊の湯ホテルのフロント
ホテルの玄関を入ると正面にフロントがある。最初に対応してくれるホテルマンの対応の印象が良く好感を持てる。

ロビーも広くて明るい。ご自由にお使いくださいとネットに繋いだパソコンもある。ロビーにはテレビを見ながらくつろげる椅子とテーブルのほかに、離れた場所に喫煙者用の応接セットも置いてある。昨今肩身の狭い愛煙家にとっては嬉しい気配りだ。

ロビー左手奥のショウウインドウの中に、旅館の歴史資料が展示してある。創立当時の写真を見ると雪のの中にポツンと建っている旅館の様子が伺えて興味深い。

二階より上は客室になっている。エレベーターを上がり通された部屋は広々として清潔、ゆったりくつろげる空間があるのが温泉ホテルらしい。

●名称:熊の湯ホテル
●住所:〒381-0401長野県下高井郡山ノ内町大字平穏7149
●電話:0269-34-2311・FAX:0269-34-3010
●客室:和室56・和洋室18・ツイン12・他洋室7・総客室93(5階)
●営業:14時/チェックイン・10時/チェックアウト・通年営業
●食事:お食事処を利用(夕食は部屋食も可)
●料金:平日13000 ~ 18000・休前日15000 ~ 20000(一泊二食付き・オフシーズン・特別日には変動・消費税別)・1人での宿泊や素泊まり・1泊夕食なしにも対応
●アクセスガイド:◆列車・バス:◇JR)長野駅東口志賀高原行き直通バス◇長野電鉄線湯田中駅路線バス熊の湯線約40分◆車:上信越道信州中野インターを降り国道292号線29km・約30分


・制作:04/08/19

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