長野の観光・旅行/長野の温泉

天空の湯と幻の青いケシ探訪の旅

天空の湯のある「赤石荘」に泊まり、幻の花「ヒマラヤの青いケシ」をみる。きっと記憶に残るに違いない南ア赤石岳の山懐に抱かれた大鹿村への旅のお誘い!青いケシは今見頃を迎えています!

執筆者:森 俊二

一生記憶に残る感動を味わえる旅となるに違い有りません。

場所は、南アルプス赤石岳の山懐に抱かれた豊かな自然がある山里「大鹿村」です。
青いケシは6月中旬に見頃を迎えます。

天空の露天風呂のある秘湯の宿「小渋温泉 赤石荘」に泊まる

露天風呂から見える中央アルプス木曽駒ヶ岳
前が開けた明るい露天風呂からは、眼下に小渋川の渓谷を望み、遠くに雪の残る中央アルプス駒ヶ岳を展望する。正に天空の湯殿に浸かるという形容が適切なお風呂です。

ここは、大鹿村大河原地区にある秘湯と呼ぶに相応しい一軒宿「赤石荘」です。名前は、昭和49年(1974)村営でオープンする際、公募により命名されたのですが、今では名前はそのまま残し、民間の会社「多田」が買い取って運営しています。宿への道は昔、赤石岳(3120m)の登山口でしたが、今は登山口としては利用されていません。

赤石荘の露天風呂はまさに天空の湯。
温泉は加温してありますが源泉100%の湯

温泉は、ナトリウム-塩化物炭酸水素塩冷鉱泉、水素イオン濃度(PH)=8.55のアルカリ性。加温してありますが源泉100%の湯です。旧泉質名は重曹泉といい、その特徴である美肌効果のある温泉です。日帰り利用も可能です。

素朴な接客に心温まる心休まる宿

都会の喧噪から遠く離れた静寂なこの一軒宿。温泉の良さや料理の旨さもさることながら、客人とのふれあいを大事にする素朴な心温まる応対に触れることが出来、何よりも心休まる宿です。是非一泊されてみられると良いおすすめのお宿です、

7月上旬にはホタルも見られます。

夕餉のメニュー

地でとれた旬の食材を使った料理
前菜・茶碗蒸し・鯰(なまず)柳川・鯉のあらい・山菜天ぷら・舞茸ご飯・みそ汁・大鹿産野沢菜漬・特別料理(お薦めの冷や奴\500・岩魚の塩焼き\1,000)と山辺の宿らしく地でとれた旬の食材を使った料理が並び、どれも美味しく頂けます。特別料理は他にも鹿刺し(\1,000)・岩魚骨酒など季節料理が多数用意されています。

大河原地区は歴史の郷

大鹿村は、赤石荘のある大河原地区と青いケシの見られる鹿塩地区とが合併して村名が命名された村です。大河原地区は、南北朝時代、後醍醐天皇の御子宗良(むねなが)親王ゆかりの地であり、親王にまつわる話や遺跡が多く残された古い歴史のあるところです。

大鹿村大河原地区へのアクセス

通常は、車なら中央道松川ICを降り、小渋川沿いの県道59号+22号線を行き大鹿村へ入ります。赤石荘へは、国道152号線との交差点を左折し、そのまま直進し、小渋川添いの道を上ります。 鉄道・バス利用ならJR)飯田線伊那大島駅で下車し、大鹿村大河原行きのバス(時刻表)に乗り50分小渋橋で下車し、徒歩50分です。

中央道諏訪インター又は東名道袋井インターから、南アルプス山麓を走る歴史の道国道152号線を分け入るルートも有ります。中央構造線に沿った道なので地盤がもろく通行止めになることが多い道ですが、ツーリングには人気のある道です。
●名称:赤石荘・公式サイト:信州小渋温泉-赤石荘ホームページへようこそ
●住所:〒399-3502 長野県下伊那郡大鹿村大河原1972
●電話:0265-39-2528 FAX:0265-39-2328
●宿泊:収容人員:50名様・客室数:17室
●料金(一泊二食):1泊2食付 \8,550(税・サービス料込み)・特別料理は別料金
●日帰り入浴:11時30分~19時


《関連サイト》:
 ・ガイド記事:大鹿歌舞伎秋期公演へのいざない
 ・ガイド記事:おすすめの信州の温泉

・制作:03/06/18・更新:05/06/04・05/06/17
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