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「食費1.2倍、光熱費1.3倍でも黒字」70代夫婦の徹底した老後家計管理

All Aboutが実施している「年金生活と貯金」に関するアンケートから70代男性のケースを見ていきます。

あるじゃん 編集部

あるじゃん 編集部

1995年に創刊し、2012年に休刊した月刊の投資情報誌『あるじゃん』をルーツに持ち、ファイナンシャルプランナー、税理士、社会保険労務士などマネーの専門家とともに、お金の貯め方・備え方・増やし方をわかりやすく解説するほか、マネー最新トピックス、おトク・節約コラムなど、役立つ情報を発信しています。

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All Aboutが実施している「年金生活と貯金」に関するアンケートから、2026年2月9日に回答があった、兵庫県在住72歳男性のケースをご紹介します。

回答者プロフィール

通帳と電卓を持って相談する老夫婦

ペンネーム:asitamogennki
年齢・性別:72歳・男性
居住地:兵庫県
家族構成:本人、妻(70歳)、次女(39歳)
住居形態:持ち家(戸建て)
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:650万円
現預金:2200万円
リスク資産:500万円

住宅設備への先行投資によって、光熱費の削減を実現

年金生活で貯金ができているか、の問いに「ほぼ想定通り貯金できている」と回答したasitamogennkiさん。

現在のひと月あたり収入は「夫婦の年金28万円、投資による収益約1万円」の合計29万円ほど。一方で、生活費は「食費8万円、水道光熱費2万円、保険料3万円、医療費1万6000円、車のリース代4万円、住居費1万5000円、交通費5000円、日用品代1万5000円、趣味代1万円、外食代含む娯楽費1万1000円、その他2万3000円」の合計26万5000円で、「月当たり平均2万5000円程度」を貯金に回せているとのこと。

貯金ができている理由については、「現役時代にマイホームを建てた際、太陽光発電とエコキュートを設置し、オール電化にしたおかげで光熱費を低く抑えられている」ほか、「年金生活開始と同時に家計簿をつけ始め、月々の家計を妻と2人でチェックしている」のが大きいと言います。

「家計簿は今年で8年目。家計の年間の動きが可視化できるようになり、食費や医療費の増減を数字で把握できる」とメリットを感じているよう。

現在の預金2200万円の内訳は「退職金2000万円と、退職後に積み上げてきた200万円」。着実に貯蓄を積み重ねてきた様子が伺えます。

確定申告で還付、高齢者の移動支援制度も上手に活用

年金生活に入ってからは、「毎年4月から8月にかけて、税金や保険料などの固定費が増える傾向にあるため」同じ時期に「臨時の支出があると預金を崩すしかない。その場合は、預金から20万円を年金用の口座に移すことにしている」と、あらかじめルールを決めてやりくりをしているそう。

「思ったほどお金がかかっていない」と感じている支出について伺うと、「交通費と被服費」と回答。「高齢者のバス代補助」制度を活用しているほか、「退職してからは、服や下着は自分で買った記憶がない」と、自然と減少した支出もあるようです。

また税金・社会保険料についても「5年前から確定申告をするようになって、源泉徴収されている所得税が返ってくるようになった。住民税もそれから安くなった気がする」と明かしています。

物価高で食費は1.2倍、光熱費は1.3倍に

とはいえ「ウクライナ戦争が始まったあたりから物価が上がって、全体的に支出が増えてきた。食費が8年前に比べて1.2倍ぐらい、水道光熱費が1.3倍ぐらいになった」と、インフレの影響はかなり感じていると言います。

「米の価格が上がってからは、朝はパン、昼は麺類にしている。食材も安いものを狙って買って献立を立てているし、外食は月1回と決めている」そう。さらに「自家用車も、普通自動車から中古の軽自動車のリースに変える」ことで、支出の抑制につなげてきたとのことです。

また「孫のお祝いなどは、同居の次女と一緒に出費している。3年前からは、近くの畑を無料で借りて、野菜を育てている」と、家族や地域の支えも受けながら、年金生活を送っているようでした。

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