All Aboutが実施している「年金生活と貯金」に関するアンケートから、2026年4月22日に回答があった、東京都在住68歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

ペンネーム:みやこ
年齢性別:68歳女性
居住地:東京都
家族構成:本人のみ
住居形態:持ち家(マンションなどの共同住宅)
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:約520万円
現預金:約1200万円
リスク資産:約300万円
「固定費を抑えているため、大きく赤字にはなっていません」
年金生活で貯金ができているか、の問いに「できなくはないが意識しないと難しい」と回答したみやこさん。
現在の収入は「年金月13万円」のみ。一方、月の生活費は「食費3万円、光熱費1万5000円、通信費8000円、医療費1万円、日用品代5000円、保険料7000円、交際費5000円、趣味・娯楽費5000円、そのほか5000円」とあり、合計9万円ほど。
感覚的には「月当たり1万円前後」貯金できているそうですが、「医療費が増える月は赤字になることも」あるため、実際に積み上がっているのは「年間10万円ほど」だと言います。
今の貯金状況については「ほぼ想定どおり」と話すみやこさん。「年金だけでは余裕があるとは言えませんが、固定費を抑えているため、大きく赤字にはなっていません。リタイア前から『年金生活は節約が基本』と覚悟していたので、想定より困っている感覚はありません」と、事前の心構えが現在の暮らしに生きている様子です。
ただ、「食費や光熱費が上がり、以前より貯金のペースは落ちている」とも明かしています。
「特にきついと思う出費は、医療費、光熱費、食費」
年金生活で「特にきついと思う出費」として挙げたのは、「医療費、光熱費、食費」。
「年齢とともに通院が増え、薬代も積み重なるため、思っていた以上に医療費がかかる。毎月の負担が大きく感じます。医療費が重なった月は、定期預金の利息分や、少額の積み立てによる貯蓄から補填(ほてん)していますが、大きく取り崩すことは避け、翌月の支出を抑えて調整」しているとのことです。
また、「光熱費がここ数年で大きく上がり、負担を感じています。加えて、以前は月2万5000円で収まっていた食費も、今では3万円を超えることが多くなりました。物価高の影響で生活費全体が上がり、年金だけでは余裕がなくなる月があることは予想外」と吐露します。
さらに、税金・社会保険料の負担についても「思ったより引かれていると感じます。特に国民健康保険料は、年金生活に入ってからも負担が大きく、年金額に対して割合が高い印象です。固定費として毎月確実に出ていくので、節約が難しい部分だと感じています」とも語っています。
「お金をかけずに楽しめる時間を大切にしています」
こうした状況の中、「節約のために、まとめ買いをして買い物の回数を減らすようにしています。近所のスーパーを、特売日を中心に利用しているほか、閉店前に値引き品を中心に買うようにしています。外食は月に1~2回程度で、基本は自炊」と工夫を重ねているそうです。
また、「電気代節約のため、冷暖房の使用時間を短くするために、季節に合わせた衣類を選んで、温度調整をするようにしていますし、日中はできるだけ外出して、家の電気を使わないようにしています。図書館や公園で過ごすことが多く、お金をかけずに楽しめる時間を大切にしています」とも。
年金生活を始めてからは、「外食の頻度を大幅に減らした代わりに家庭菜園を始め、ベランダで育てた野菜を料理に使うようになりました。小さな節約ですが、楽しみながら続けられています」と、節約を心掛けながらも、前向きに暮らす様子がうかがえました。
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