
友達、同僚、親戚……あらゆる人間関係においてお金は切っても切り離せないもの。物価高で家計管理にシビアにならざるを得ない中、これを機に関係性を見直したという人もいるようです。
All About編集部は全国20~70代の200人を対象に「物価高で見直した・手放した人間関係」に関するアンケートを実施しました。今回はその中から、大阪府に住む62歳男性のエピソードを紹介します。
「一晩でかなりの金額を使ってしまい…」
【回答者プロフィール】
・居住地:大阪府
・年齢:62歳
・家族構成:既婚(子あり)
・雇用形態:正社員
・職業:事務
・世帯年収:約650万円
・貯蓄:約800万円
男性が物価高によって見直した人間関係は「昔の職場の同僚」だそう。
「以前は月に一度ほど飲みに行っていて、仕事を辞めてからも何人かで集まることがありましたが、飲み会は居酒屋や二次会まで行くことが多く、毎回それなりに出費がかかっていました。あるとき、飲み会の会計が、二次会まで含めて一晩でかなりの金額を使ってしまいました。その帰り道に、今の生活ではこうした付き合いを毎月続けるのは難しいと感じ、次からは無理をして参加するのはやめようと思うようになりました。」
さらに男性は、「最近は食料品や光熱費などの値上がりもあり、外で飲む回数を減らすようになりました。その中で、特にお酒中心の集まりに誘ってくる同僚とは会う回数が自然と減り、自分から連絡することもほとんどなくなりました」といいます。
相手からの誘いを断るときはどのように伝えているのでしょうか。
「物価のことをそのまま言うよりも、仕事や予定があると伝えることが多いです。相手も特に深く聞いてくることはなく、『わかったよ』という感じで終わることがほとんどです。正直に言っても理解してもらえると思いますが、あまりお金の話を強く出すのも気が引けるので、やんわり断るようにしています」
人間関係を見直した後、自身の生活や心境に変化があったようです。
「付き合いを見直したことで、出費は以前よりかなり落ち着きました。無理に参加する飲み会が減ったので、時間の使い方にも余裕ができ、自分のペースで生活できていると感じます」
「会うと昔と変わらない雰囲気で、話ができる」
そんな中、男性には、この人だけには「いくらかかっても会いに行く」「絶対にお金を惜しまない」と決めている相手がいるといいます。それは「家族と、長年付き合いのある親友」です。
「家族は生活を共にしている大切な存在ですし、親友は若い頃からお互いのことをよく知っている関係です。特に学生時代からの友人とは年に何回かしか会いませんが、会うと昔と変わらない雰囲気で、話ができるので、時間やお金が多少かかっても会いに行きたいと思っています。困ったときに相談に乗ってくれたり、逆に相手の話を聞いたりと長い時間をかけて築いた関係なので、そこにかかるお金や時間は惜しまないようにしたいと考えています」
最後に、今後も物価や社会情勢の変化も予想される中、人間関係で大切にしていきたいことを聞きました。
「これからは回数よりも、会ったときに落ち着いて話せる関係を大切にしたいと思っています。お金を使う付き合いよりも、気兼ねなく会える相手との時間を大事にしていきたいです」
<調査概要>
物価高で見直した・手放した人間関係に関するアンケート
調査方法:インターネットアンケート
調査実施日:2026年4月9~10日
調査対象:全国20~70代の200人(男性:63人、女性:137人)
※回答者のコメントは原文のまま記載しています。
※本記事で紹介している人物のプロフィールなどは、編集部で一部改変している場合があります。






