現役時代と比べて、老後になって増えてくるのが自由な時間。今ならゆっくりと旅を楽しめると感じる一方で、シニアは体力や費用、持ち物の心配もありますよね。
では、実際にシニア世代はどのように旅行を楽しんでいるのでしょうか。シニアがシニアにおすすめする旅行先はどこ? All Aboutが実施したアンケート調査から、シニアの旅のエピソードをご紹介します。
回答者プロフィール

回答者本人:64歳・女性
同居家族構成:本人、夫(66歳)
住居形態:持ち家(戸建て)
居住地:北海道
現在の現預金:1000万円、リスク資産:300万円
現在の収支(月額)
老齢基礎年金(国民年金):なし
老齢厚生年金(厚生年金):7万5000円(特別支給の老齢厚生年金)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):企業年金2万円
年金以外の収入:不明
配偶者の年金や収入:年金約18万円、給与収入12万円
ひと月の支出:20万円
「行ってよかったシニアの旅先は屋久島」
現役引退後は「2~3年に1回程度、友人との旅」をすることが多いという今回の投稿者。
シニアになってから訪れてよかった旅先は、「2025年5月に高校時代からの友人3人」と訪れた「3泊4日の屋久島」旅行だそうです。
現地で「念願だった『白谷雲水峡(しらたにうんすいきょう)』の苔むした森に足を踏み入れた瞬間、まるで別世界に迷い込んだような神秘的な光景に、全員で感嘆の声を上げました。雨上がりの森の輝きや、野生のヤクシカとの遭遇は、忘れられない思い出。夜は、民宿で地元の芋焼酎を嗜みながら、何十年も変わらない友人たちと昔話に花を咲かせました。心から笑い合えた時間が、何よりのぜいたくでした」と振り返ります。
屋久島では縄文杉を目指すトレッキングが有名ですが、「体力に自信がなくても、白谷雲水峡の弥生杉コースなら木道が整備されており、シニア世代でも十分に太古の自然を感じることができるので、非常にお勧め」とのこと。
一方で、「林芙美子さんの小説『浮雲』に『屋久島は1カ月に35日は雨が降る』という一文があるほど雨が多いので、屋久島を訪れるなら高性能なレインウエアは必須。レンタルもできますが、使い慣れたものを用意すると安心」と、注意点も語っています。
「繰り下げによる将来の年金額増を見据えて、旅費は貯金から捻出」
今回の「友人たちとの旅行では、それぞれ体力や歩くスピードが違うため、途中で迷惑をかけないかが一番の心配事」だったそう。しかし、「事前に行きたい場所の優先順位を決め、無理をしなくて済むような『別行動の時間』も設けることを決めておいたことで、気を使いすぎずに楽しめた」と言います。
こうした経験を踏まえ、「友人同士の旅を計画する際は、事前に『絶対にやりたいこと』と『体調面での不安』を、正直に共有しておくことが大切」とアドバイス。また「旅先での急な予定変更にも対応できるよう、スマートフォンの地図アプリや、タクシー配車アプリの使い方を、同行者全員で練習しておくと、現地で慌てずに済みます。持ち物は、健康保険証と予備の眼鏡、歩き慣れた靴だけは、絶対に忘れないように」と呼び掛けます。
最後に、屋久島旅行にかかった費用を伺うと、「1人あたり約12万円。内訳は、新千歳空港からの往復航空券が早期割引利用で約5万円、3泊分の宿泊費が約3万5000円、そのほか現地での食事やレンタカー代、ガイド代など合わせて約3万5000円」と回答。
旅費のやりくりについては、「70歳まで老齢基礎年金を繰り下げる予定なので、将来受け取る年金額が増えることを見据えて、貯金から『今のうちにしかできない旅』の費用を出しています。体が動くうちに思い出を作っておくことが、将来の自分への一番のプレゼント」と教えてくれました。
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