バリ島/バリ島のホテル

バリ島の深部、ムンジャンガンのリゾート

2度目以降のバリ島ならば、さらに足を延ばしてバリ島の奥地へ。手厚く守られた国立公園内にあるムンジャンガン・ジャングル&ビーチ・リゾートで、大自然に抱かれる休日を!

古関 千恵子

執筆者:古関 千恵子

ビーチガイド

南部リゾートともウブドとも違う雰囲気の西バリ国立公園
バリ島の北西部にあるムンジャンガンは、西バリ国立公園に指定された自然豊かなエリア。ツアーでポピュラーな南部ビーチリゾートエリアとも、山間部のウブドとも趣が異なり、まるで別の島に来たような錯覚がします。スミニャックからは車で約4時間。もうひとつのバリ島の顔にムンジャンガン・ジャングル&ビーチ・リゾートで出会いました。


国立公園に抱かれたムンジャンガン・ジャングル&ビーチ・リゾート

バリタワーのテラス。ここでのディナー、星がすごいです
対岸にジャワ島を望む、バリ島の北西部。国立公園内にあるムンジャンガン・ジャングル・ビーチ・リゾート。384ヘクタールもの敷地のうち、開発が許されているのは、わずか10%。敷地内には60種の鳥たちや17種のマングローブなど、貴重な動植物たちが暮らしています。環境や動植物たちの保護に積極的で、スタッフ数115名のうち、29名がレンジャー。

周囲を一望にできるバリタワーの展望台
美しく貴重なバリ・スターリング・バード(羽と尾の先が縁取るように黒く、目にブルーのアイシャドウをしたような真っ白な鳥)の繁殖も行っています。モンスーン・フォレストに覆われた敷地内をダブルデッキのオープンカートで移動すれば、あちこちで鹿やサル、初めてみるような鳥が現れ、さながらサファリ気分! ちなみにムンジャンガンとは鹿の意味。1999年にプロジェクトがスタートした頃よりも、数段に数が増えたとのことです。


自然の只中にありながら、エレガントな空間


プールと温水ジャグジーを囲む客室棟
建物は床下を動物や水が通り抜けられるようにと、高床式だったり、ボードウォークがめぐらされています。まだすべてが完成したわけではない状態ですが、今のところ客室は3タイプ。中心となるのが、木々に包まれたモンスーン・フォレスト・リゾート。

天蓋付きベッドを置いた広々としたモンスーン・フォレスト・リゾートのデラックスルーム
アランアランで屋根を葺いた12室のデラックスと2室のスイートがコの字型にレイアウトされ、中央にプールと温水ジャグジーが置かれています。全室にクロステッチ天蓋付きのキングサイズベッドが置かれ、ゆったりとした間取り。


離れた場所にあるクリフヴィラ
プライベート感を味わうなら、3ベッドルームのムンジャガン・クリフ・ヴィラがおすすめ。邸宅風のこちらは、バジャール湾を見渡す丘の上に築かれていて、テラスからの眺めがごきげん。

3ベッドルームあり、グループで1棟貸し切るのもあり
早朝、鹿が海をバシャバシャと渡っていく光景を見かけたりします。3つのベッドルーム&リビングからなり、1寝室や2寝室として使うこともOK。


マングローブ林に囲まれたガゼボ。デイユースもあり
また、ヨーロッパ・マーケット向けとのことですが、なんともワイルドなお部屋がガゼボ。マングローブ林の合間、海にせり出すように建つガゼボは、4面の壁が蚊帳(!)でできています。つまり360度、自然に囲まれた状態。ユニークな滞在をしたい、自然を肌で感じたいという方はトライしてみてください。


=>次のページではリゾートのハイライトともいえる、アクティビティをご紹介します。
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