意外に知らない!? アメリカの見どころは?
モニュメントバレー:映画『フォレストガンプ(1994)』でフォレストが走るのをやめたポイント
アメリカの世界遺産
2010年5月現在、アメリカ合衆国には20の世界遺産があります。世界遺産全体でみると、文化遺産が689、自然遺産176、そして複合遺産が25の合計890か所なので、文化遺産の方が圧倒的な数なのですが、やはり広大な土地を持つアメリカには、自然遺産の方が多いのです。元々、アメリカは、世界遺産条約(1973年)が成立する100年も前に国立公園を作り、国内の貴重な自然を保護してきました。現在、自然遺産に登録されている場所は、ヨセミテ国立公園やイエローストーン国立公園、グランドキャニオン国立公園などの国立公園12か所。そして、文化遺産が自由の女神やタオスプエブロなど8か所。ここでは、その中から日本人旅行者に人気の6か所をピックアップ!
グランドキャニオン国立公園 ~地球の雄大さを実感(1979年登録)
朝日の時間は、刻々と変化するグランドキャニオンの表情をみることができる
谷に突き出したスカイウォーク
このエリアの地形はは、約6000万年前に地殻変動によって隆起し、そこをコロラド川が削ったことで造られました。観光の中心はサウスリムと呼ばれるコロラド川の南側でたくさんのビューポイントやホテル、キャンプ場、スーパーなどがあります。ビューポイントに立つと20億年分の地層、どこまでも続く大地、そして丸い地平線を見ることができ、「地球はこんなに大きいんだ」と実感します。
ちなみに2007年に公開されて話題になったグランドキャニオンの壁からUの字型に突き出たガラスの橋スカイウォークは、グランドキャニオン国立公園内にはありません。これは国立公園より西、ワラパイ居留区内のグランドキャニオンウエストと呼ばれる場所にあります。
ラスベガスからはヘリコプターやセスナで約30分、車でも3時間ほどですが、見どころが少ないのでどちらかを選ぶならグランドキャニオン国立公園の方がおすすめです。
詳細は、「グランドキャニオン国立公園」をご覧下さい。