不眠・睡眠障害

Q. 冬は寝ても寝ても眠いです。「うつ病の可能性がある」って本当ですか?

【日本睡眠学会所属医師が回答】冬に限定して強い眠気や気分の落ち込みが見られる場合、「季節性感情障害」の1つである「冬季うつ病」の可能性もあります。原因と治療法について、分かりやすく解説します。(※画像:amanaimages)

坪田 聡

坪田 聡

睡眠 ガイド

医師

日本医師会、日本睡眠学会所属。ビジネス・コーチと医師という2つの仕事を活かし、行動計画と医学・生理学の両面から、あなたの睡眠の質の向上に役立つ情報をお届けします。快眠グッズや気になる研究発表など、睡眠に関連する最新情報も豊富にご紹介します。

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Q. 冬は寝ても寝ても眠いです。「うつ病の可能性がある」って本当ですか?

寝ても寝ても眠い…冬季うつ病の可能性は?

寝ても寝ても眠い……冬季うつ病の可能性は?

Q. 「冬になると眠気が強く、夜しっかり眠っているはずなのに日中の眠気が取れません。気分も落ち込みがちで、ストレスからか過食気味になり12月から2kg太りました。何より困るのは、異常に眠いことです。同僚に『うつ病ではないか』と言われたのですが、うつ病の可能性もあるのでしょうか? よい対策法があれば知りたいです」

A. 「冬季うつ病」の可能性は否定できません。サインを見過ごさないようにしましょう

寒い季節に起こる「いくら寝ても眠い」「気分が落ち込む」「食欲が増えて太る」といった変化は、季節性のうつ病の一種である「冬季うつ病」のサインの可能性があります。

冬季うつ病は、秋から冬にかけて発症し、春になると自然に改善するという特徴がある病気です。一般的なうつ病と同じように、気分の落ち込みや意欲の低下、疲れやすさなどが見られますが、冬季うつ病では特に「睡眠時間の増加」と「食欲の増加」が目立ちます。特に甘いものや炭水化物を欲しやすく、体重が増える傾向にあります。

冬季うつ病の原因と考えられているのは「日照時間の減少」です。冬になると日光を浴びる時間が短くなり、生体リズムが乱れやすくなります。実際、冬季うつ病の人は体温やホルモン分泌のタイミングがずれており、眠気や気分の不調を引き起こしやすい状態にあります。

治療方法として主に用いられるのは「高照度光療法」です。専用の照明器具を使い、毎朝1~2時間明るい光を浴びることで、生体リズムが整い、症状の改善が期待できます。冬に強い眠気が続く方は、一度病院へ相談してみるとよいでしょう。

さらに詳しく知りたい方は、「冬は寝ても寝ても眠い? 冬季うつ病の特徴・治療法・対策法」をあわせてご覧ください。
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