Q. お年玉を「四つ折り」でポチ袋に入れると縁起が悪い?
「ポチ袋にお年玉を入れる際、お札を四つ折りにするのは縁起が悪いと聞きました。なぜ四つ折りはいけないのでしょうか?」
A.「四」が「死」を連想させ、お年玉にふさわしくないため
お年玉をポチ袋で渡す場合、紙幣の折り方は「三つ折り」が基本とされており、四つ折りは避けるのがマナーです。最大の理由は、四つ折りの「四」が「死」と音韻が同じで、縁起が悪いと考えられていることにあります。そもそもお年玉は、新年の神様である年神様(としがみさま)から新年の魂をいただく「御年魂(おとしだま)」に由来しています。
つまり、お年玉は生命力を得る象徴であるため、「死」を連想させるような折り方はよろしくないとされているのです。
一方で、三つ折りの「三」は日本の文化に深く関わる陰陽説において「陽数」とされ、縁起がよいと考えられています。そのため、お年玉の紙幣は四つ折りではなく、三つ折りにするのがいいというわけです。
市販のポチ袋を眺めてみると、主流は紙幣を三つ折りにして入れられるタイプです。封筒サイズは、1万円以上のお年玉におすすめです。
紙幣の正しい折り方や入れ方についてさらに詳しく知りたい方は、「【お年玉マナー】ポチ袋に「四つ折り」でお札を入れるのは縁起が悪いって本当ですか?」をあわせてご覧ください。








