スペインにはそれぞれの街ごとに異なった特徴があり、その魅力を知れば知るほど、どんどんスペインの虜になってしまいます。
マドリッドや
バルセロナも魅力的な街ですが、他にも是非訪れて欲しい街があります。スペインで最も古い街の1つでイスラム教、ユダヤ教、キリスト教が入り混じり、スペインの歴史を凝縮したとも言える街。今回はそんなスペインの古都トレドをご紹介します。
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都会とは一味違った魅力がトレドにはあります! |
トレドは首都マドリッドから南へ約70キロのところにあります。電車ならアトーチャ駅、バスの場合は南バスターミナルからそれぞれ1時間~1時間30分程度で到着しますので、日帰りも可能です。
トレドの歴史
トレドには紀元前192年にはすでにローマ人が住んでいたと言われています。711年にはイスラム教徒により征服され、1085年にはレコンキスタ(再征服運動)の中でアルフォンソ6世に再征服されました。この期間中は1492年に国外追放令が発せられるまで、キリスト教徒、イスラム教徒と共にユダヤ教徒も一緒に生活をしていたのです。
1561年にマドリッドへ遷都されるまで、トレドは政治・経済の中心として栄えていました。現在はその座をマドリッドに譲ったわけですが、今でもスペイン・カトリックの首座大司教座であり、スペイン・カトリックの総本山としての地位を保っています。
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細道と坂道がトレドの魅力!? |
トレドの街は細い道と坂道が多いので、急いで廻るには向かない街かもしれませんが、これがまた古都トレドの魅力を引き立てています。日本で言うならば、京都のような存在かもしれませんね。
次のページではトレドの見どころをご紹介します。