あの有名な白雪姫のお城のモデルになったと言われているお城がスペインにあるんです!「ローマ時代から続く世界遺産の街、セゴビア」でも紹介した世界遺産の街、セゴビアにあるその建造物についてご紹介します。

「白雪姫」のお城のモデルは……?

アルカサル
ここが白雪姫のお城のモデルになったアルカサルです
セゴビアの旧市街の外れ、エレスマ川とクラモレス川の合流する場所に聳え立つ岩山に建てられたアルカサルが白雪姫のお城のモデルになったと言われています。

アルカサルとはスペイン語で「城」とか「砦」と言った意味を持ちます。その言葉のとおり、このアルカサルは可愛らしい外観ではありますが、戦略上の位置を利用し、見張りのための要塞があった場所なのです。


アルカサルの歴史

セゴビアのアルカサルが初めて文献に現れるのは、12世紀初めに当時の王アルフォンソ6世により、スペインがイスラム教徒からキリスト教徒へと奪還された直後のことです。その後、中世を通して歴代の王たちがこの場所を好んで住んだ宮殿であると同時に最重要軍事拠点でもありました。

それからこの城は王妃の婚礼の儀が行われるなど、スペイン王室にとって重要な場所でした。しかし、マドリッドに宮殿が築かれると王族も生活の拠点をマドリッドに移してしまい、2世紀もの間、牢獄として使われていたことも……。

アルカサルが再び日の目を浴びるようになったのは、1762年にカルロス3世によって王立砲兵学校が設立された時のこと。セゴビアのアルカサルはその本拠地となったのです。しかし、さらに1世紀後の1862年の火事では3日にも渡って燃え続けて、天井などに大きな傷跡を残す結果となってしまいました。

何だか白雪姫というとメルヘンなイメージがありますが、実はこのような歴史的背景を持っているのです。

次のページでは、現在のアルカサルについてお話します。