スペインの魅力を凝縮、古都トレド(2ページ目)

現在も威厳を保ち続けているカテドラル

ここがスペイン・カトリックの総本山なのです！

今日もスペイン・カトリックの中心となっているカテドラルは必見。カテドラルは1227年に着工され、1493年に完成しました。この時間の感覚は現在では想像もつかないですが、スペインではよく聞く話。サグラダ・ファミリアの工事が続いていることにも通じるものがあるのでしょうか？

このカテドラルはさすが総本山。その聖堂の内部にある彫刻や絵画など1つ1つを眺めているだけでそのスケールの大きさに圧倒され、時間はあっという間に過ぎてしまいます。カテドラルのチケット売り場は入り口と通りを挟んだ向かい側にあるので、ちょっと分かりにくいかもしれません。

トレドをこよなく愛したエル・グレコ

ベラスケス、ゴヤと並んでスペイン絵画の3大巨匠として知られているエル・グレコ。彼は1577年にトレドにやってきてからおよそ40年間、この街を離れることはありませんでした。

ここがサント・トメ教会。

そんなエル・グレコの作品で見逃せないのが、サント・トメ教会にある「オルガス伯の埋葬」。この絵には天上界と人間界が描かれていて、その時代も風刺されているのです。ただ見るだけでも迫力満点ですが、せっかくなので、その絵の解説も知りたいものですね。日本語ガイドが1ユーロでありますので、こちらをお勧めします。

トレドには、この他にもアルカサルやエル・グレコの家など見どころは満載です。時間が許すようであれば、是非トレドで宿泊されてみてはいかがでしょう？

次のページでは、お勧めの宿泊先をご紹介します。