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「ジモティー」で発生している実際のトラブル事例5選! 注意するべき“やばい”ユーザーの特徴は?

ジモティーは、0円から商品のやりとりができるフリマとはまた違ったサービスです。その性質上トラブルを警戒する声も。この記事では、ジモティーで起きているトラブルの事例や注意したいユーザーの特徴などを解説していきます。画像:筆者撮影

川崎 さちえ

川崎 さちえ

フリマアプリ・ネットオークション ガイド

ネットオークション歴19年、フリマアプリ歴9年。NHK「あさイチ」をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションやの魅力を伝えている。

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地元の掲示板として使える「ジモティー」で実際起こるトラブルや、注意したいユーザーの特徴は?

地元の掲示板として使える「ジモティー」で実際起こるトラブルや、注意したいユーザーの特徴は? ※画像:筆者撮影

ジモティーは、最低価格0円から不用品の譲渡・譲受ができる、フリマとはまた違った性質を持ったサービス。もちろん、0円ではない出品物もあるので金銭のやり取りが発生する場合もありますし、出品者と購入者が直接取引をする仕組みなので、トラブルを警戒する声もあります。

この記事では、ジモティーで起きているトラブル事例5つと、注意したいユーザーの特徴2点を、解説していきます。

ジモティーでのトラブル①:取りにくる直前にドタキャン

ジモティーでは、送料がかからないように商品を直接受け渡しする人が多くいます。配送すると送料が高額になってしまう家具や家電など大型商品の取引もよく行われています。

取引当日にドタキャンされた経験を持つジモティーユーザーは一定数いるようでした。中には、家を特定されるのを避けるため、公共の場所で引き渡す約束をして重い家具を家の外まで運んだのに、直前になって急に取りに行けないと連絡があったと語る人も。もっと早くに連絡をくれればよかったのに、とガッカリしたり怒ったりするのは当然だと思います。

こういった相手の都合や受け渡しまでの行動などを考えられていない無責任で身勝手なユーザーのせいで、きちんと取引の約束を守ろうとした側が振り回されてしまうという事態が起きてしまうのです。

ジモティーでのトラブル②:取引が終わった後もしつこく連絡してくる

直接対面で商品の受け渡しをした後、取引が終了しているにもかかわらず、チャットにしつこく連絡がくるトラブルもあるそうです。ジモティーのチャット以外、例えばLINEなどでのやり取りを望むようなこともあるそう。取引相手に好意や何らかの興味を持ってしまったのでしょう。互いに好意があれば例外ですが、よく知らない相手から一方的にメッセージがくるのは迷惑だと思ったり恐怖を感じる人の方が多いはず。

取引が完了しているなら連絡が取れなくなっても問題ないので、思い切ってブロックしてしまうのも1つの手です。

ジモティーでのトラブル③:心当たりのないクレームを言ってくる

ジモティーでも、商品の受け渡しが終わった後に、商品の傷や汚れについて出品者にクレームが来ることがあります。商品状態を確認するために写真を送ってほしいと購入者に頼んでも対応してもらえないなど、何だか納得できないクレームをつけられることもあるそう。

しかし返品や返金の要求をされることがあまりないのはジモティーの特徴といえます。ジモティーの商品取引金額は、他のフリマアプリのように高額になることは稀で、0円で取引される商品も少なくありません。商品金額が0円なら返金もできませんし、数百円の場合でも少額の返金のために手間をかけるのは面倒くさいと考えるユーザーが多いのでしょう。

ただ、理不尽かつ目的がよく分からないクレームがくることもあるようなので、商品の状態はたくさん写真を撮っておくなど、詳細まで記録しておくとよいのではないでしょうか。

ジモティーでのトラブル④:商品が届かない

商品の受け渡しは郵送で行うことも可能ですが、お金を払ったのに商品が送られてこないというトラブルがたびたび発生しているため注意が必要です。

ジモティーでの支払い方法は、直接現金で支払うか、ジモティーが提供するオンライン決済「ジモティーあんしん決済機能」を使うかの2種類です。「ジモティーあんしん決済機能」はクレジットカード、d払い、コンビニ決済、銀行ATM、あと払い(ペイディ)など多様な決済方法を取り扱っています。

しかし、相手から直接銀行口座に振り込むように言われたら、それにしたがってしまう人もいるでしょう。実はジモティーでは、詐欺を防ぐため、振込や外部の決済手段の利用は禁止されているのですが、知らないユーザーも多くいるはず。イレギュラーな金銭やりとりをしてトラブルになっても、基本的にはユーザーの責任となってしまうため、決められた支払い方法を使うと安心です。

ジモティーでのトラブル⑤:怪しいビジネスや投資に勧誘される

直接会った時の会話やメッセージのやりとりの中で、ビジネスや投資の誘いを受けたという事例もあるようです。対面での受け渡しをする際に、相手の目的がもともと勧誘することだった場合、後から複数の仲間がその場に来て逃げられないようにされる可能性もあります。

不審に感じたら、取引が終わり次第なるべく早くその場を離れるようにしましょう。

取引を避けたい人の特徴

取引を避けた方がいいユーザーの特徴とは?

取引を避けた方がいいユーザーの特徴とは? ※画像:PIXTA

取引で嫌な思いをしたりトラブルに巻き込まれないようにするためには、「良い取引相手を選ぶこと」が大切です。反対に、取引を避けた方がいいユーザーとは一体どんな人なのでしょうか? 筆者が考える注意するべきユーザーの特徴を2つ解説します。

◾️マイナス評価が多い
ジモティーで取引を避けた方がよいユーザーを見極める方法として「評価をチェックする」ことがおすすめです。マイナス評価の割合が高い(例えば全体の1割程度など)ユーザーとは、取引は避けた方が安心だと思います。

もちろん、マイナス評価の内容も確認したうえで判断するべきですが、明らかにこのユーザーに落ち度がありそうだと感じた場合は注意しましょう。

◾️処分に困らないものを0円で出品
ジモティーで0円で出品されている商品は、サイズが大きく処分にお金がかかったり、大多数の人が不要だと思うようなものが多くあります。しかし、特に処分に困らないのでは? と思うようなものを0円で出品しているユーザーもたまに見受けられます。お金が入ってこない上に、取引の手間や時間がかかることを考えると、何か違う目的があるのではないでしょうか。

あくまで筆者の個人的な見解にはなりますが、なぜこの商品をこの価格で出品するのだろうと考えることは、トラブルに巻き込まれないようにするためにも大切かもしれません。
ジモティーは0円で取引ができるが、注意しなければいけないことも

ジモティーは0円で取引ができるが、注意しなければいけないことも ※画像:筆者撮影

ジモティーは低価格で商品のやりとりができるサービスですが、価格が安いからこそ取引への責任感が薄れてしまうことがあるのかもしれません。

トラブルが起きた場合には、通報システムを使用して、カスタマーサービスに相談するようにしましょう。また、トラブルが起こった際にジモティーが介入できるよう、取引のやりとりはジモティー内だけで行うことが大切です。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※OSやアプリ、ソフトのバージョンによっては画面表示、操作方法が異なる可能性があります。

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