「普段からのクリーニング」も重要
「全く再生できない」、「映像がカクカクする」、「画面にモザイク状のノイズが現れる」などの症状が現れれば、ディスクの異変に気が付きますが、実は、「普段からのクリーニング」も重要です。 その理由は、これらの症状が「末期症状」と言える為です。
前ページの通り、プレーヤーは、汚れやキズによって、データが正しく読めないケースを想定し、エラー補正の機能を備えているので、多少の汚れやキズが有っても、補正しながら正しく再生が可能です。 しかしながら、内部では、エラー補正の為に、レーザー光のピントや位置合わせを無駄に繰り返す事になり、機器の寿命を縮める原因となっているのです。
さらに、ディスクに付着した繊維や粉塵のようなホコリが、機器の内部で飛び散り、レーザー光を発するレンズに付着すると、恒常的な読み取りエラーを引き起こし、よりプレーヤーの寿命を縮めてしまいます。
以上より、症状が現れない「普段からのクリーニング」も「重要」と言えるのです。
尚、プレーヤーのレンズもクリーニング可能です。 こちらについては、筆者記事「AVメンテ講座(1) DVDレンズクリーニング」で詳しくご紹介していますので、併せてご参照ください。
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