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今さら聞けない「ディスクを拭く方向」!

CD,DVD,Blu-rayにWii。ディスクを使う機会が増えています!汚れてクリーニングが必要になった時、正しい「拭く方向」とは?拭く時のアイデアや周辺知識もご紹介します!!

鴻池 賢三

執筆者:鴻池 賢三

オーディオ・ビジュアルガイド

どっち向きに拭く?

赤色の円周方向か、それとも黄色の方向か?

CDやDVDに加え、次世代DVDであるブルーレイ、WiiやPS3といったゲーム機用など、光ディスクに触れる機会は多いものです。

そんな中、「全く再生できない」、「映像がカクカクする」、「画面にモザイク状のノイズが現れる」、といった経験をお持ちの方も多いのでしょう。

そんな時、ディスクに付着した汚れを疑い、「ディスクを拭く」という行為に至る訳ですが、あなたは「どの方向」に拭いていますか?

アンケートの結果、意外と誤解が多い事に気づきましたので、今回は、正しい「拭く方向」と、周辺知識をご紹介します!

 

レコードと同じではNG!

レコードには溝が有るので、円周方向に拭くが、CDは写真の通りが正解!

レコードに親しんだ名残か、35歳以上の世代では、DVDやCDといった光ディスクも、円周方向に拭く方が少なくないようです。

光ディスクの場合、レコードのように、円周方向に拭くのはNG。 円周方向に対して直角に、中心の穴側から外側へと、繰りかえし拭くのが正解です。

その理由は、光ディスクの構造と、再生機器の仕組みに有ります。

レーザー光でデータを読み取る光ディスクも、レコード同様、映像や音声などの情報は、渦巻き状に記録されていますが、プレーヤーがデータを読み取れないケースを想定し、前後のデータから、欠けたデータを推測する「エラー訂正機能」が備わっています。 

円周と直角方向のキズであれば、データが欠損する時間は比較的に短く、エラー訂正機能により、映像や音声には影響が出にくいのですが、円周方向のキズによって、連続した、いくつかのデータが読み取れなくなると、エラー訂正機能が追いつかず、「カクカク」や「モザイク」となって現れるという訳です。

 

次のページでは、クリーニング時の知恵や注意点をご紹介します。
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