結論 ~ 買うときの判断は?
パネルの解像度は、優れた映像エンジンがセットになってこそ、その実力を発揮します。
格安を売りにする海外製品の場合、謳い文句の為に「フルHDパネル」を使用しているだけで、画質が伴っていないケースが多く見られるので注意して下さい。
日本の大手メーカー製品の場合、「フルHD」を謳う製品は、各社の技術を結晶させた「映像エンジン」が搭載されているので、大きな「ハズレ」は有りません。
店頭で比較する場合、各社がカタログなどでアピールしている映像エンジンの特徴や、専門誌の評価を参考に、予めポイントを絞ってから見比べると、より好みの映像を映し出すテレビが見つかるでしょう。
液晶テレビは、120Hz駆動を採用している、最新モデルから選ぶのが基本です。 画質には、明るさ、コントラスト比、色の再現性など、様々な要素がありますが、動画の解像度を優先するなら、プラズマテレビからの選択がおすすめです。 プラズマテレビは動画ボケが皆無ですし、120コマ化する必要も無いので、コマ数の水増しによる弊害も心配不要です。
■付録 「シャープネス」の調整:
テレビには必ず、「シャープネス」という調整項目があります。 解像度を上げようと、シャープになる方向に調整する方がいますが、それは誤りです。
シャープ方向に調整し過ぎると、元の映像には含まれないエッジが現れ、映像がギラギラします。 一見、解像度が上がったように見えますが、これは作りモノによる錯覚で、画質的には良いとは言えません。
できるだけシャープネスを下げてみましょう。 一見、ソフトに見える映像の中にも、しっかりと情報が含まれ、解像度が損なわれていない事に気がつくはずです。
■■「脱スペック比較 高画質テレビの選び方」 シリーズ記事目次■■
第一回 ~ コントラスト比・輝度 (実用上のコントラスト比が重要)
第三回 ~ 解像度 (画素数よりも、映像エンジンが重要) (この記事)
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