防音の目標
■騒音レベルdB(A)と音の大きさの目安
60dB(A) | 走行中の自動車内 |
騒音を感じるが、会話は可能。 | |
50dB(A) | 停車中の自動車内 |
小声でも会話が出来る。 | |
40dB(A) | 図書館 |
他人の会話(小声)が気になる | |
30dB(A) | 映画館(無音時) |
ささやき声で会話が出来る | |
20dB(A) | 「無音」に感じる |
呼吸音が聞こえる |
*騒音レベル dB(A)について:
人間の耳は周波数によって、感度が異なるので、騒音レベルの測定では、人間の聴感を的確に数値化出来るよう、補正曲線(A特性)を利用します。 A特性を使って測定された騒音レベルは、dB(A)またはホンを使って表します。
■リビングで、簡易的なシアターなら・・・50dB(A)
総合出力が100Wクラスまでの、お手頃なホームシアターセットを利用し、リビングで楽しむなら、、機器のコスト、防音必要なコスト、全体的な音質など、性能をトータルで考えると、50dB(A)程度が現実的な目標と言えるでしょう。
■専用シアタールームを用意して楽しむなら・・・35dB(A)
普通の住宅で、上質なシアターを目指すなら、35dB(A)を目標にしましょう。 THXでは35dB(A)以下を推奨しており、ホームシアターとしては、充分高品位に楽しむ事の出来る目安です。
ただし、このレベルになると、内装工事も含め、専門業者に依頼する事をお勧めします。
次のページではいよいよ、自分で出来る、簡易的な防音テクニックをご紹介します。