「オレンジリボン」、不幸な事件をきっかけに生まれた

オレンジリボン
 
オレンジリボンは、子どもの虐待防止の情報と気持ちを分かち合うことのシンボルです。

きっかけは2004年9月、栃木県小山市で2人の幼い兄弟が虐待の末、橋の上から川に投げ入れられて亡くなった事件でした。この事件を受けて、小山市内のNPOが2005年からオレンジリボンキャンペーンをはじめ、それに各地のNPOや厚生労働省が賛同し、運動が広がりました

2006年からは「児童虐待防止全国ネットワーク」がオレンジリボン運動の窓口となり、様々な啓発活動を行っています。このオレンジリボンを身につけることで、虐待防止を広くアピールし、子どもが虐待されることのない社会を目指す意志を表します。

同時に、虐待を受けている疑いのある子がいたら、関係機関に連絡する役割も期待されています。オレンジリボンの詳細は、ガイド記事「子育てをあたたかく見守るオレンジリボン」をご覧ください。


「グリーンリボン」、移植医療普及のためのシンボル

グリーンリボン
 
グリーンリボンは、1980年代よりアメリカから世界的に広まっている移植医療普及のためのシンボルです。ガイド記事でも紹介したように、グリーンは「成長と新しい命」を意味し、リボンはギフト・オブ・ライフ(命の贈り物)によって結ばれたドナーとレシピエントの命のつながりを表現しています。

これを身につけることで、臓器移植への正しい理解とドナーとドナーの家族への敬意を表すことになります。


「ブルーリボン」、大腸ガン治療の情報発信と啓発活動
 

ブルーリボン

  

ブルーリボンは大腸ガンの啓発活動のシンボルです。濃紺のブルーリボンが使われています。

ガンは、国民の2人に1人がかかる病気です。なかでも日本における大腸ガンは胃ガンに続いて2番目に患者数が多く、毎年10万人超の人が新たに診断されています。

しかし、一方で治療に関する情報は十分とはいえず、非科学的な情報に惑わされる人も少なくない、という現実もあります。そういった情報に振り回されずに、科学的根拠に基づく大腸がんの診断方法と外科的治療、薬物療法などを広める啓発活動としてブルーリボンキャンペーンが展開されています。

また、「北朝鮮による拉致被害者の生存と救出を信じて」への意思表示としても、ブルーリボンは使われています。ブルーは、北朝鮮と日本を隔てる「青い海」とつなぐ「青い空」のイメージ。支援集会などで拉致被害者家族や支援者が、日朝首脳会談で小泉純一郎元首相が付けたことで知られるようになったリボン運動です。

次ページでは、同じ色でも複数の意味があるリボンも……