お金があっても食料が買えない?
世界中から食料を買ったことで飽食をおう歌してきた日本。でもその仕組みに変化が起きています。 |
しかも、価格の高騰を受け、生産国が小麦や米、トウモロコシなどの穀物の輸出規制を敷き始めています。特に、米が深刻です。中国、インド、ベトナム、エジプトなどが、不作と国内の需要の高まりを理由に輸出規制を敷きました。その結果、米が品薄になり、国際価格が上昇しています。輸入に頼るフィリピンでは米不足になっており、香港でも買いだめに走るなどの騒動を引き起こしています。
改善策はあるの?
以上が、最近の世界の食料をめぐる現状です。これまで、食料は安い国から買い付けることが、当たり前でした。でも、今後も同じように他の国に売ってくれるでしょうか? 世界的に食料が不足したときには?……微妙かも。そもそも、日本の政府の借金は1000兆円にもなるというこのご時世。日本は本当に金持ちなの? という素朴な疑問もわいてきます。これもかなり微妙かと。
「じゃ、国内で作ろう。自給自足を目指そう」と単純に考えがちです。
でも、それは可能なのでしょうか。日本国内で生産される食べ物だけで、どのくらいの人の胃袋を満たすができるのでしょうか?それは、次ページで!