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あなたもマイクロクレジットで投資家に!

途上国の小さな起業家を支援するシステム、マイクロクレジット。このマイクロクレジットに簡単に参加できるサイトを発見。さぁ、あなたも小口投資家として途上国を支援してみませんか?

筑波 君枝

執筆者:筑波 君枝

ボランティアガイド

途上国の小規模起業家に投資しよう!

マネー
あなたの財産のうちほんの少しを使って、途上国の起業家を支援してみませんか
マイクロクレジットは、失業者や十分な資金のない起業家、貧しくて担保を持たない人など一般の銀行では融資が難しい人々を対象とする小額融資のことです。

考案者は、ガイド記事でも紹介したノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス氏です。

融資先は途上国の貧困層。事業を起こしたり、拡大させたりする際に必要な資金を融資することで、収入を安定させ、生活を向上させ、貧困の輪を断ち切ることが目的です。返済は、利子を上乗せして事業で得た売上げからされます。

マイクロクレジットは融資だけではなく、マイクロファイナンスという金融サービスの1つです。ほかにも、マイクロ預貯金やマイクロ保険などがあり、総合的に貧しい人たちの生活を向上させることが大きな目標です。

このマイクロクレジットに、投資家として誰でも参加できるNPOがあります。それが今回ご紹介するアメリカのNPO、KIVAです。融資を希望している途上国の起業家と、融資者をつなげています。インターネット上のサイトにアクセスすると、誰でも簡単に途上国の起業家への投資者になれるというユニークなシステムです。1口25$からと小額ですので募金感覚で気軽に協力することができます。

顔の見える支援ができる!

kiva
kivaにアクセスすると、融資を求める途上国の起業家がリストアップされています。
KIVAのサイトを訪れると、途上国で資金を募る起業家がリストアップされています。ここにで、まず、起業家の情報を調べてみましょう。年齢、性別、家族構成、事業内容、いくらの融資を求めているのか、どんな目標を持っているのか、そしてどのように返済する予定などが紹介されています。さらには、現在、誰が融資をして、あとどのくらい足りないのかなどがわかりやすく掲載されています。

「よっしゃ!応援してやろうじゃないの!」
と思った人はリストから気にいった人を選びます。文字通り、顔の見える支援です。クレジットカードでKIVAへお金を送り、現地のNGOを通して、全額が融資を希望する人の元に届けられます。

ここで注意したいのは、これは募金ではなく、あくまでも融資である点。つまり、送ったお金は戻ってくることが前提のシステムです。ただし、お金が増えることはありません。起業家は利子を上乗せして返済しますが、利子はKIVAの手数料になるためです。元金は返済されるので、また別の起業家を支援するというように、うまくいけば元金を増やさず、減らさず一定の支援ができる予定です。

もちろん、“投資”ですから、元金の保証は一切ありません。ただ、返済率は97%にも上っているとされています。

「これはおもしろい!」と思ったガイド。さっそく投資してみることにしました。

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