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100円で5人の子どもの命と未来を守ろう!

予防可能な病気なのに、ワクチンが手に入らないため、命を落とす子どもが世界中で年間140万人いるといわれます。100円を寄付することで、その中の5人の命を守ることができるかもしれない。そんな活動のご紹介です。

1球投げることにワクチン10本。和田投手の自分ルール

和田投手
2005年から支援を続けている和田投手。「自分にできる社会貢献は?」と自らJCVを探し当て、支援を申し出てくれたそうです。
“僕は、つづける 投球数に応じてワクチンを贈る活動を。”


こんなキャッチコピーに聞き覚えはありませんか?

ソフトバンクホークスの和田毅投手が支援する世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JCV)のCMです。AC(広告公共機構)の支援キャンペーン「僕のルール」としてテレビやラジオのCM、新聞広告などで流されていました。

和田投手は、自分ルールとして1球投げるごとにワクチン10本、勝利投手になったら20本、完投勝利したら30本、完封勝利で40本、さらにチーム優勝や個人タイトルでワクチンの数を増やし続けるという支援を2005年から続けています。寄付した数はすでにワクチン10万本分を超える数になるそうです。

ワクチンがなく失われる命は、1日に4000人

子どもたちの笑顔
いつの時代も子どもは社会の希望です。この笑顔を絶やさないでほしいですね。©JCV
JCVは、ユニセフやWHO、途上国の医療機関と連携しながら、必要とされる感染症のワクチンを届ける活動を行っています。

ワクチンとは、感染症を予防するためにつくられた不活性化もしくは無毒化したウイルスや病原菌のことです。接種することで、免疫力を体につけ、病気にかからないか、かかっても症状を軽くすることができます。

日本では、子どもの定期接種で6大感染症といわれる結核(BCG)、ジフテリア、百日咳、破傷風(DPT三種混合ワクチン)、はしか、ポリオ(小児麻痺)のワクチンを接種することが法律で決められているため、皆、当たり前に受け、その記録が母子手帳に記載されます。

でも、発展途上国では、ワクチンが接種できないために、5歳までにこれらの病気にかかり、命を落とす子が後を絶ちません。WHOと、ユニセフの2006年の報告によると、その数は年間140万人、平均すると1日約4000人にも上ります。

それは、もし、ワクチンを接種していたら、助かったかもしれない命なのです。

次ページは、感染症のおそろしさについてです。

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