スッキリと快適な暮らしを続けるためには、買い物の仕方を少し工夫することが大切です。今回は、買い過ぎを防ぐ3つのコツをご紹介します。
ムダな買い物を減らすコツ1:買う前に本当に必要かをしっかり考える
最近は、シニア向けの商品も増えており、ネットやお店で「これは便利そう!」と魅力的に感じる物がたくさんあります。例えば、滑りにくい靴や軽量で扱いやすい掃除機、くっきり見えるLED付き拡大鏡などは、シニア世代に人気です。しかし、「便利そう!」と思って衝動買いしたものの、使いこなせない、わざわざ買う必要なかったなどで後悔するケースも少なくありません。買う前に「本当に必要か?」をしっかり考えましょう。
例えば、次のような問い掛けをしてみるのがおすすめです。
・「これを買わなかったら困る?」
・「家に似たような物はない?」
・「他の物で代用できない?」
すぐに答えが出ないときは、一度その場を離れて、お茶を飲みながら考えてみましょう。時間を置いて冷静になると、「なくても困らない」と気付くことも多いものです。
ムダな買い物を減らすコツ2:「とりあえずストックしておく」をやめる
「今は必要ないけれど、念のために……」と、ついストックを増やしていませんか? 特に、シニアになると買い物の頻度が減る人もおり、「まとめ買いしておこう」と考えがちです。しかし、安さにつられて買い込んでも、結局使い切れずにムダにしてしまうこともあります。特に、食品や日用品のストックが増え過ぎると、どこに何があるか分からなくなり、二重買いしてしまう原因にもなります。
そこでおすすめなのが、まず買う前に数日~1週間の「保留期間」を設けること。保留期間の間に「家に在庫がどのくらいあるか」「在庫を使用期限内に使い切れるか」を一度メモに書き出し、後で「やっぱり必要!」と思えたら買うようにしましょう。
「特売のタイミングを逃したら損するかも」と思うかもしれませんが、本当に必要な物なら、セール以外でも買う価値があります。これを習慣にすると、ストックのムダが減り、収納スペースもスッキリします。
ムダな買い物を減らすコツ3:1つ増やしたら1つ手放す
家で過ごす時間が長くなるシニア世代にとって、快適な住空間を保つことは、心の健康にもつながります。しかし、必要以上に物が増えると、整理整頓が難しくなり、生活動線が狭くなることも。そこでおすすめなのが、「1つ増やしたら1つ手放す」ルールです。
・新しい服を買ったら、着なくなった服を1枚手放す
・新しいお皿を買ったら、使っていない食器を処分する
・新しい家電を買ったら、古い物をリサイクルに出す
このルールを取り入れると、「本当に必要な物だけを残す」意識が生まれ、家の中がスッキリします。また、整理整頓がしやすくなり、何がどこにあるか一目で分かるため、管理の手間も減ります。
物が増え過ぎると、「しまう場所がない」「どこに置いたか分からない」といったストレスが増えます。新しく何かを迎えるときは、「これは本当に必要?」と考えながら、不要な物を手放す習慣をつけましょう。
ムダな買い物を減らすのは日々の小さな工夫から
これまでの生活習慣でつい物を増やしがちという方は多いですが、収納スペースには限りがあり、増え過ぎると管理が大変になります。必要な物だけを選び、スッキリとした暮らしを続けるためには、買う前にじっくり考える習慣をつけることが大切です。
今回ご紹介した3つのポイントを実践すると、ムダな買い物が減り、収納もスッキリ。さらに、節約にもつながるので、家計にも優しくなります。