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スモールビジネスで“社会貢献”しよう!

社会起業家を志す若者が増えています。でも、実は豊かな社会経験を持つシニア世代こそ、地域に密着した社会貢献型のスモールビジネスが向いているのではないでしょうか?そのヒントを考えてみましょう。

筑波 君枝

執筆者:筑波 君枝

ボランティアガイド

人にも環境にもやさしいスモールビジネス

スケジュール帳
セカンドライフで環境にも社会にもやさしいビジネスに挑戦してはいかが?
社会起業家をご存じですか。ガイド記事「社会起業家ってどんな人?」でもご紹介したように、環境や人権、福祉、教育など社会や地域の課題に新しい発想で取り組み、ビジネス的手法でその解決にあたる人たちのことです。簡単にいえば、社会や環境にやさしいスモールビジネスといったところでしょうか。

どれも手間暇がかかり、大きな利益をあげるのはなかなか難しい分野です。でも、単に収入を得ることだけを目的にするのではなく、行政や従来の企業が担えない役割に、使命感を持って取り組んでいる点が社会起業家たるゆえん。事業として成立しにくい分野で、ある程度の採算が取れるような仕組みを構築することが大切なポイントなのです。

そのため、社会起業家が興す事業は社会的企業ともよばれ、大きく「社会の課題解決をめざした企業」と「事業として自立することをめざしたNPO」に分けられます。

シニア世代こそ社会貢献するスモールビジネス

ETIC
ガイド記事若き社会起業家の卵たちでも紹介したように、社会起業家に憧れる若者が増えている
この社会起業家への関心が、20代、30代の若い世代を中心に高まっています。NPOが大手企業や行政との協働で主催する支援プログラムなども人気です。

でも、ガイドはシニア世代にこそ、社会貢献するスモールビジネスに向いているのではないかと思います。

社会貢献とビジネスの両立と聞くと理想的ですが、言葉ほど簡単にはいきません。最初はアイディアレベルの企画を実業として立ち上げ、さらに収益をあげるためには、しっかりとした計画が必要でしょう。さらにはそれを実現するための実行力とテクニック、人脈、そして資金調達と、クリアすべき課題は少なくありません。

それらの課題を乗り越えながら起業を実現させるためには、シニア世代が、社会の第一線で活躍してきた、豊かな社会経験と培ってきた知識と技術は大きな力となるはずです。

「社会貢献」と「誰も手がけたことのない」を満たすビジネスの可能性をシニア世代ならではの視点で模索してみてはいかがでしょうか。

「次ページではガイドが考える社会的起業」のヒントをご紹介。
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