ボランティア/ボランティア関連情報

アジアの子どもたちに絵本を贈ろう!(2ページ目)

外遊びに行くのが億劫になる寒い冬、お子さんと一緒におうちでボランティアしてみませんか? 大好きな絵本を使って、小さいお子さんでもパパやママと一緒に楽しく参加できる活動のご紹介です。

筑波 君枝

執筆者:筑波 君枝

ボランティアガイド

親子で絵本作りに挑戦

皆様におすすめするだけでは、説得力もイマイチ! なので、我が家も保育園年長組のガイド子と共に、絵本作りに挑戦してみました。はさみを使うので、必ず大人の方がそばいることが鉄則。難しそうなところは手伝ってあげてくださいね。

手順

カンボジア語訳文
1.まずは届いた絵本を読んでみましょう。そして、手作り絵本セットの中がきちんと揃っているかを確認します。
★ワンポイント:カンボジアの位置や、日本の絵本をプレゼントするために作業をすることなども伝えましょう。


訳文を切る
2.線に沿ってていねいに訳文を切っていきます。
★ワンポイント:一気に切ってしまうと、どこに何を貼ればいいかがわからなくなるので、1枚切ったら位置を確認して貼る作業へ移りましょう。


訳文を貼る
3.日本語の文章の上に切った訳文を貼ります。
★ワンポイント:位置を間違えないように、また上下を逆に貼らないように注意してあげましょう。


名前シールを貼る
4.全てを貼り終えたら、名前シールに記名し、裏表紙に貼って終了。セットには、カンボジア語のあいうえお表も同封されています。それを参考に、日本語だけではなくカンボジア語でも名前を書いてみましょう。
★ワンポイント:本の内容にもよりますが、所用時間は40分~1時間程度。


SVAでの作業
5.出来上がったら、郵便でSVAに送ります。届いた絵本は、1冊、1冊、入念にチェックをされます。これらもボランティアの仕事です。貼り間違いや破損があるとその場で修正されていきます。


子どもたちに絵本を読む時間を贈る

はがき
数日後、SVAからお礼のハガキが届きました。ガイド家で作った絵本は2月に出港する船に載せられ、カンボジアの子どもたちの元に届けられます。
日本からの絵本が届くと、どの子もむさぼるように本を読むといいます。活字に飢えている子どもたちは、日本語の絵本であっても、すりきれるほど回し読みをしながら絵をながめているのだそうです。

絵本は、食べ物や衣服と違って、支援物資としての緊急度は低いかもしれません。でも、絵本を読み、話に共感したり、感動したり、絵をじっくりながめながらいろいろなことを想像したりという時間は、子ども時代に何度でも経験させたいかけがえのない時間。

絵本を届ける運動は、単に絵本という“もの”ではなく、子どもの心を育てるためのゆったりとした時間を贈るという意味を持つのです。

また、こういった活動に日本の子どもたちが参加することで、アジアを身近に感じ、置かれている状況を思う気持ちを自然に育むこともできるのではないでしょうか。

絵本を届ける運動の詳細は、SVA(シャンティ国際ボランティア会)へ直接お問い合わせください。今後はアフガニスタンに絵本を送る活動にも取り組む予定です。また、絵本を通してアジアの子どもたちの教育を支援するチャイルド・ブック・サポーターという制度もありますので、興味のある方は問い合わせてみてくださいね!

【関連サイト】
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・関連リンク集 ボランティア基本の“き”……ボランティアの基礎知識を得られるサイト集。
・関連リンク集 ボランティア最新情報 ……今すぐ何かしたい! あなたにお役立ち。

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