実際、年金生活でどれくらいお金が必要なのか。いくら貯蓄があれば安心して老後を迎えられるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、大阪府在住70歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人のみ
居住地:大阪府
リタイア前の職業:正社員
リタイア前の年収:700万円
現在の金融資産:預貯金3000万円、リスク資産2500万円
これまでの年金加入期間:厚生年金40年
現在の収支(月額)
老齢基礎年金(国民年金):なし(繰り下げ中と推測)老齢厚生年金(厚生年金):8万5000円(回答ママ)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
年金以外の収入:なし
ひと月の支出:15万円
「もっと若いうちから、たくさんのお金を使っていれば良かった」
現在、およそ預貯金3000万円、リスク資産2500万円を保有しているという投稿者。自身の老後資金について貯めすぎと感じているか、それとも足りないと感じているか、との質問には「現役時代にもっと使っておけばよかった・正直貯めすぎた」と回答。
その理由として、「今は満足した貯金額に加えて、株式投資の利益や配当金があり、余裕のある暮らしをしているため。もっと若いうちから、たくさんのお金を使っていれば良かった」と語っています。
「報道通り2000万円あれば余裕」
現役時代は、老後資金として「2000万円」貯めることを目標にしていたそう。「テレビで、老後に必要なお金は2000万円と繰り返し報道していた」ことから目標金額を設定。
「仕事の収入に加えて、株式投資の売買で得た利益、またその配当金で」着々と備えてきたと言います。
おかげで5500万円の金融資産を蓄えること貯蓄に成功した投稿者ですが、実際に年金生活を迎えてみると、老後資金はやはり「2000万円」程度がちょうどいい、と感じているそう。
「持ち家のため、思った以上にお金がかからない。そのため、報道通り2000万円あれば余裕だと思いました」と投稿者。
同時に、現役時代はお金を貯めることだけでなく「海外に旅行に行ったり、趣味に使うなど、もっとたくさんの経験を積んでおくべき」だったと感じているそうです。
「現金の他に、ゴールドや株式などを持っておくべき」
今の生活の満足度については「非常に満足している」という投稿者。「2カ月に一度たくさんの額の年金収入」と合わせて、貯金や配当金もあり「かなり余裕の暮らしができている。散財をしない限りは安定した暮らしができる」とのこと。
ご自身の経験から、老後資金に不安を抱えている現役世代には、「現金の他にゴールドや株式などを持っておくべき」とアドバイスを送られていました。
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