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アフガン難民が開店!神田カブール食堂(2ページ目)

東京で初めての本格的なアフガニスタン料理のお店、「神田カブール食堂」。アフガニスタンのご家庭にお呼ばれしたような気分を味わいつつ、料理を楽しみ、アフガニスタンと難民を知る機会としてみませんか?

筑波 君枝

執筆者:筑波 君枝

ボランティアガイド

民族の十字路で培われてきたアフガニスタン料理

「アフガニスタン料理」と言われても、正直、ガイドにはなかなかこれ!という料理が浮かびませんでした。世界地図をうっすらと思い浮かべ、お隣のパキスタンならカレー、イランだったらカバブ、ならばアフガン料理とは? と考えつつ、写真付きのメニューを一目して、納得! 古来からシルクロードの中継地点として栄え、民族の十字路とも呼ばれてきた土地らしく、近隣地域の様々な食文化に影響されてきたことが一目でわかる料理の数々が並んでいました。

たとえば、これ!
(左から)モルグタンドリ、ゴースファンカバブ(羊肉の串焼き)、シャミカバブ(挽肉とトマトの串焼き)。
左の皿は、モルグタンドリ。インドのタンドリーチキンのアフガニスタン版です。カブール食堂でも直火式タンドール(土竃)で焼いています。外はパリパリ、中はジューシー! それほど辛くないマイルドな味でした。

右の皿はゴースファンカバブ(羊肉の串焼き)とシャミカバブ(挽肉とトマトの串焼き)。これはイランやトルコでもおなじみですよね。特に、このゴースファンカバブのおいしかったこと! 羊肉ってこんなにおいしいのね~と、しみじみ……。敬虔なイスラームの国の料理に対してこんなことを言うのも失礼なのですが、ビールにとっても合います。(ごめんなさい!)

タンドールで焼いた絶品のナン!

続いてご紹介したいのは、こちら。各地の食文化が混ざり合っていることがうかがえる料理を並べてみました。
サブジパラク(ホウレンソウの煮込み)(左)、ブラニバテンジャン(なすのトマト風味ヨーグルト添え)ウズベキナン(上)、アフガニスタンのナン(下)
左は、ホウレンソウを炒めて煮込んだサブジパラク。サブジはヒンドゥー語で野菜の意味で、ジャガイモやキャベツ、オクラ、タマネギなど、素材はなんでもOK。インドの文化圏では最もポピュラーな“おふくろの味”の1つです。サモサの具にも使われます。ちなみにコロッケの具にしてもおいしいんですよ。

実はガイドはこのホウレンソウのサブジに目がありません。インドやネパール料理の店に行くと、必ずオーダーしたくなります。カブール食堂のホウレンソウのサブジは、インド風に比べると、油とスパイスをおさえてあるので、とてもヘルシーで、スパイス料理になじみのない人もおいしくいただけることでしょう。

中央はブラニバテンジャン。油で揚げたジューシーなナスをトマトで煮込み、ヨーグルトが添えられています。相性抜群のトマトとナスが、ヨーグルトによってさらにマイルドな料理として楽しめます。ヨーロッパから中央アジアにかけて広く食されているヨーグルトは、アフガニスタンでも様々な料理に使われているのだそうです。

そして主食はナン。2枚乗っている下はアフガニスタンのナン。上の丸いナンは、アフガニスタンに住むウズベク民族のナン。ケシの実と黒ごまのようなシアダナという実がパラパラと振られています。このウズベキナン、絶品でした。カブール食堂ではナンもタンドールで焼き上げているとのことで、パリッとしたおこげとふんわりとした食感で、これだけで幸せな気持になれそう! ぜひお試しください。

次ページはおいしいスープの紹介とお店情報です。
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