ボランティア/ボランティア関連情報

ガイドおすすめ!3つのシニアボランティア

シニア世代が活動しやすいボランティア活動にはどのようなものがあるのでしょう。どんな場所でシニアパワーが求められているのでしょうか。ガイドオススメのシニアボランティアをご紹介します。

筑波 君枝

執筆者:筑波 君枝

ボランティアガイド

埼玉県朝霞市のあさかおもちゃクリニックで、修理をするおもちゃドクターたち。その目は子どものような好奇心に輝いている。
ボランティア団体といっても、その数は星の数ほどと言っても過言ではありません。どこにアクセスをすればいいか、何をしていいかと、迷っている方のために、シニア世代にピッタリの活動を行う団体をご紹介しましょう。特技や趣味を生かしたり、身近な地域で活動できることばかり。「ボランティアでもしてみるか」、「ボランティアならできるかも」そう思う方なら、きっと参考になるはずです。

INDEX
新しい技術をボランティアで習得……P1
ボランティアが地域を守る! ボランティアで地域を作る!……P2
ボランティアグループを自分たちで作る!……P3

新しい技術をボランティアで習得

あさかおもちゃクリニックの入り口では、手作り感たっぷりのロボットがお出迎え。毎月、第二土曜日に、溝沼児童館にて開催されている。
壊れたおもちゃを修理するおもちゃドクターと呼ばれるボランティアが、全国各地の児童館などで定期的に開かれるおもちゃ病院で活躍しています。ドクターの8割は定年後の男性たち。ドクターたちの経歴は様々です。もちろん技術者だった方もいますが、技術とは無縁の仕事をしていた方も意外と多いといいます。仕事は事務系だったけど、機械いじりが趣味なんて人には、オススメといえるでしょう。現在、全国で約400名のドクターが活躍しています。

最近のおもちゃは、コンピュータなどの最先端技術が使われ、構造がとても複雑になっています。でも、ドクターたちは、その構造が難しければ難しいほど「燃える!」のだそうです。持っている技術や知識を集積させ、複雑な構造を解明していくことが、最大の喜び。「子どもたちが物を大切にする心を育てたい」という思いももちろんありますが、それ以上に複雑な先端技術を解明したときに、味わえる達成感がドクターたちの活動の原動力なのです。

ドクターは全員、無報酬で、修理も無料が原則。部品によっては一部実費を依頼者が負担することもあります。まずは、全国のおもちゃ病院の総まとめを行うおもちゃ病院連絡協議会から情報を集めてみるといいでしょう。初心者の技術習得のための「おもちゃドクター養成講座 入門編」も定期的に開かれています。

ゆとりのある今だから、挑戦したいボランティア

未知の分野へ挑戦したり、趣味や特技を役立てたり、人生にゆとりと余裕が出てきた今だからこそできるボランティアがあります。新しいことを始めるのは何歳にもなっても楽しいもの。好奇心とチャレンジ精神旺盛な方には、こんなボランティアもオススメです。

・観光ボランティアガイド……住んでいる地域などを案内、紹介するボランティア。無料もしくは低額な料金で、地域の魅力を紹介しています。全国観光ボランティアガイドのサイトから各地の観光ボランティアガイドグループへアクセスできます。

・福祉囲碁……囲碁を通じて社会貢献。障害者や高齢者と対局し、交流に役立てます。施設へボランティアを派遣する出前もあります。詳しくは、福祉囲碁協会へ

・美術館・博物館ボランティア……美術館や博物館で、館内ツアーを行ったり、ワークショップのサポートをしたり、様々な年齢の方が活発に活動しています。全国ミュージアムデータベースからお近くの美術館・博物館を探して問い合わせてみましょう。

【関連記事】
・ガイド記事ボランティアさんインタビューリレー第1回「美術館ボランティアの巻」……東京都写真美術館のワークショップボランティアさんの1日を紹介しています。参考にどうぞ。

次ページでは、地域で活動する男性たちを紹介しましょう!
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