子どもの言うとおりの結果の場合
自分を客観的にみることができる素晴らしいお子さんです。たとえ「できなかった」と答えていて、結果が悪かったケースでもです。それを隠さず親に告げられるからには、親子関係もしっかり作られています。苦手を克服すれば伸びる子どもです。子どもが「できた」と言ったのに結果は惨敗の場合
こんなケースでは、本当は自信がなかったのだけれど正直に言うと叱られると思い嘘をついたと考えられます。親が結果を気にしすぎていないか、胸に手を当てて思い返してみる必要があります。家庭学習のペーパーでも間違うと叱ってはいませんか? 小学校入試では子どもが自信を持つことが大切です。間違いを恐れていては自信を持てません。また周りの子が気になり、カンニングするつもりはないのに、キョロキョロしてしまう可能性もでてきてしまいます。子どもが言っていたよりも良い結果の場合
こんな子は少し心配です。自分に自信がないようです。あるいは実際より悪く言っておいて、保険をかけるタイプなのかも知れません。いずれにせよ、良いところを認めて励まし、自信を付けてやる必要があります。親が結果についてやかましく言わなくても、兄や姉がいて彼らが優秀な場合に劣等感を持っている場合があります。親が意識していないけれど、受験生より兄や姉を誉める回数が多くなっていませんか? このタイプの子どもも励まして自信を持たせてやりましょう。
小学校入試の模擬テストでは、順位や偏差値はあまり意味を持ちません。慣れやコンディション、テスト内容、試験官、他の子ども、採点など様々な要素で結果が違ってくるからです。受験生の仕上がり具合を確認するものとして利用しましょう。結果に一喜一憂することなく、子どもに自信を持たせることを第一に考えてやりたいものです。