模擬テストを受けた直後、子どもの自己評価は?
模擬テストは子どもの自信のバロメーター |
食事やおやつをとって落ち着いた頃にさりげなく「楽しくできた?」と尋ねるのは構いません。普段からそんな風に接している親子なら、「時間が足りなくて○を全部はつけられなかった」「ケンケンしてボールを拾って投げるんだけど、足をついちゃった」など、子どもの本音が聞けるはずです。
でも、親がいつも結果を気にしている場合は違います。親の顔色をうかがいながら子どもは頭を巡らせて答えます。本番入試の役に立つかどうかは考えていません。子どもにとってはテストの結果は誉められるか、叱られるかの分かれ道なのであり、その時点をうまくやり過ごせればよいからです。
模擬テストが終わって子どもにできたか聞いたとしましょう。
自分で出来不出来がわかるようなら安心しても大丈夫
「お話を覚えるのは全部分かったよ。点図形は2個残しちゃった。仲間はずれは簡単だった」。このように問題の内容をはっきり記憶していて、自分がどこまでやったかも把握していれば、落ち着いてできたということです。親子の信頼関係もきちんと築かれています。どんな問題を解いたのか覚えてないなら、要注意
どんな問題を解いたのか、どんな風に解答したのか覚えてないなら、集中できなかったり緊張していたりということが考えられます。あるいは正直に答えるとまずいと感じていることもあり得ます。テストの結果と模試受験直後の子どもの態度との比較は?→次ページ