当てはまる選択肢をもれなく選ぶ

試験に挑む生徒
知識があやふやだと正しい選択肢が選べないこともある
設問の前提となる文を提示してから、「これに当てはまるものをすべて選びなさい」という出題方法も難しいだろう。例えば次の問題だ。
問 「マグネシウムと塩酸との反応によって発生する気体の性質を表しているものを、すべて選び番号で答えなさい」

(1) 空気の重さの約1.1 倍
(2) 空気の重さの約0.6 倍
(3) 空気の重さの約0.07 倍
(4) 水にほとんどとけない
(5) 水にとけやすい
(6) 助燃性(他の物質を燃やす性質)がある
(7) 可燃性(燃える性質)がある
(8) 助燃性も可燃性もない
発生する期待は水素で、水素は空気よりずっと軽い(空気の0.07 倍)。水にとけにくく水上置換で集め、ポンと音を出して燃え(可燃性)て水ができる。(3、4、7を選べば○)

おおよそ理解しているのだが、うろ覚えで自信のない選択肢が1つでもあると、受験生にとっては厳しい問題となってしまう。

回答欄もある程度の幅があり、選択肢の数を推測することはできない。確実な知識と理解が試される。暗記カードで問いと答えを対にして覚えるだけでなく、体系的に理解していこう。

選択肢を組合せで選ぶ

選択肢を組合せで選ばせる出題方法は、昔から高校入試にも登場するスタイルだが、これも難易度が高い。例えばA群に歴史上の出来事がリストアップされていて、B群には人物が並んでいて、A群とB群から対になるものを選び、年代順に並べよというもの。
■A群
ア.建武の新政
イ.平安京遷都
ウ.壬申の乱
エ.天台宗を伝える
オ.真言宗を伝える

■B群
あ.後醍醐天皇
い.天武天皇
う.桓武天皇
え.空海
お.最澄
時代と人物や事件がシャッフルされていると子どもは混乱してしまう。さらに最近では、地理と歴史から対応するものを選ぶというような、地歴横断とか地歴融合と呼ばれる問題も出てきている。

このタイプの問題では、ますます暗記カードを使った知識の記憶では対応が難しい。そこで知識を木の枝と幹で表して整理するメモリーツリーやマインドマップ(「フリーウェア・シェアウェア」ガイド記事参照)と呼ばれる方法で知識を整理すると良いだろう。要は覚えた知識をいかに体系的に整理して頭に入れるかがポイントだ。


こうした選択問題を入試で出題する学校を受験する場合は、事前に過去問で経験しておかないと、入試会場であわてることになる。逆に過去問に取り組んでおけば、このような出題がなされるかどうかが分かる。そんな意識を持って過去問に取り組み、選択問題も攻略して欲しい。
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