5位:『言えない秘密』
台湾の同名映画をベースにした『言えない秘密』をSixTONESの京本大我主演で映画化。ピアノを通して出会った湊人(京本大我)と雪乃(古川琴音)が恋に落ちるけれど、雪乃は突然姿を消してしまう……。雪乃の秘密が明らかになり、伏線回収されていくにしたがって切ない気持ちになっていく、とても良質なラブストーリー。筆者は、恋愛ものが苦手なのですが泣けました。
監督:河合勇人
4位:『キングダム 大将軍の帰還』
天下の大将軍になるとまい進する信(山崎※賢人)が仲間たちと趙軍の真の総大将・龐煖(ほうけん/吉川晃司)に戦いを挑むシリーズ4作目。これまで戦いを見守ってきた王騎(大沢たかお)が本格的に参戦。憎き龐煖とのバトルは壮絶で目が離せません。『大将軍の帰還』という意味を含んだと思われるラストも素晴らしい。信として生き抜いた山崎賢人、大胆な演技で王騎に臨んだ大沢たかおに大拍手を送りたい!
監督:佐藤信介
※崎はたつさき
3位:『あんのこと』
母親の虐待を受けて生きてきた杏(河合優実)は、ある刑事(佐藤二朗)との出会いをきっかけにどん底からはい上がろうと前向きな気持ちになります。しかし、希望が見えた先に絶望が……。家庭環境が子どもの人生に落とす影響と闇を描きつつ、人生は何がきっかけで大きく変わるか分からないことも描かれている実話ベースの力作。主演の河合優実はもちろん俳優たちの演技が、皆素晴らしいです。
監督:入江悠
2位:『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師』
税務署勤務の熊沢(内野聖陽)は天才詐欺師(岡田将生)と出会いコンビを組んで、脱税している企業の社長から未納金を徴収するコンゲーム映画。『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督が畳み掛けるだましだまされのスリルと、仲間や家族の大切さを感じさせるほっこり感がいい塩梅。スカッと気持ちよくだまされてハッピーな気分になれるエンタメ映画の傑作です。
監督:上田慎一郎
1位:『カラオケ行こ!』
中学校の合唱部部長(齋藤潤)が、歌がうまくなりたいヤクザ(綾野剛)に歌を教えるという奇想天外な設定で、先の読めないユニークな青春映画。風変わりで憎めないヤクザを好演する綾野剛とフツーの中学生らしさが爽やかな齋藤潤の相性が最高! まさかX JAPANの『紅』で泣くとは……。何度でも見たくなるチャーミングな作品で大好きなので1位!
監督:山下敦弘 最後に、悩み抜いた末に泣く泣くランキング外となってしまった次点もご紹介します。
『夜明けのすべて』(生きることに不器用な人物に向ける温かなまなざしがいい)
『ナミビアの砂漠』(身勝手なヒロインがなぜか羨ましくなる。河合優実にK.O.される一作)
『愛に乱暴』(夫の浮気を見ないふりをしながら悩むヒロインに共感。江口のりこが名演)
『正体』(主人公の信念に心が震える。横浜流星が大熱演)
『大いなる不在』(藤竜也の演技は2024年No.1だと思います!)
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