小学校受験/小学校受験学校情報

私立小学校受験、合格のための4ポイント

幼児教室の講演会の様子をお伝えする。テーマは「お受験にマネージメント思考と品格を」だが話は多岐にわたった。親力を高めることが第一ということだ。

高橋 公英

執筆者:高橋 公英

学習・受験ガイド

2007年5月12日に吉祥寺にあるタンポポ会幼児教育研究所の保護者向け講演会が開かれ、それに出席する機会がありました。タンポポ会は慶応幼稚舎や学習院初等科などの志願者が多く在席しており、実績も上げている教室です。講演の内容を記事にすることを了承していただきましたので掲載します。

講演概要は「お受験にマネージメント思考と品格を」

講演
合格への道、それは家庭の総合力にかかっている
当日の講演はJR吉祥寺、京王井の頭線吉祥寺から徒歩3分の吉祥寺教室で開かれました。この日は天気もよく、出席者はおよそ15名内1名が父親で、皆さん熱心に講師の話に耳を傾けられていました。慶応幼稚舎や学習院初等科の志望者が多いとのことです。

講師は教育ジャーナリストでe-ojyuken.com主宰の木下健蔵氏です。木下氏は数多くの幼児教室や私立小中学校の先生とも交流のある方で、小学校受験に大変精通しています。同時にwebサイトで幼児教室検索や小中学校検索のサービスを個人的に提供中。当サイトの新着記事などもよく紹介していただいており、金融関係のビジネスマンの経験もお持ちで、今回のテーマにうってつけの講師だと思います。

講演のテーマは「お受験にマネージメント思考と品格を」でした。前段として社会における教育の重要性を語られ、その後「親力」を高めるにはどうしたらよいかを、私立小学校が望む生徒像から話されました。以下に、講演とその後のインタビューの内容を合わせてご紹介します。

親力を高め、教室と二人三脚で合格への道を!

まず変化の激しい社会の背景を考えてみると次のようになる。

■IT化が進み、全員が正社員にはなれない二極化の時代である
■格差が世界に比べるとまだ小さいが、教育で急速に格差が拡がりつつある。
■「努力」格差が学歴の本質。学歴がすごいのではなく、その家庭で猛勉強したことが社会に出て役立っている。
■高い専門性があれば社会で活躍する道は開けている。

そのために教育の重要性がますます高まっている。

そして子どもにより良い教育環境を与えるために、私立小学校受験を志す家庭が増え、東京都の私立国立小学校へ進学した生徒が20人に1人(千代田区では42%)となっている。では私立小学校受験で成功するためには、どのような子育てをしたらよいのだろうか。
国立+私立の割合 5.3% 5.7% 42%
次ページは「聴ける子どもに育てる」「学校が望んでいるのは、しっかりした子ども、家庭」「賢い父母になろう」「お受験の本質」
平成18年度東京都学校基本調査による
公立と国私立生徒数1学年の総数公立の1年生国立+私立1年生東京都全体9893893681525723区62439589043535千代田区785454331世田谷区6004524476012.7%
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