中学入試が終わったこの時期は、来年度入試のスタート時期でもある。塾にとっては保護者の関心が高まっている今が、 生徒を獲得する最大のチャンスなのだ。そこで無料テストや説明会を通じて自塾の実績をアピールし 新入会員を増やそうとやっきになっている。

一方これは、選ぶ側としても塾をよく知る良い機会と言える。各種資料を入手して比較しやすいからだ。

そこで、これから塾選びにとりかかる新3年、4年生中心に塾の選び方を一緒に考えてみよう。 あるいは通っている塾がどうも合っていないのではと心配な向きにも参考にしてもらえるだろう。

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塾の種類と特徴

◆大手進学塾
日能研、SAPIX、四谷大塚、早稲田ゼミナールなど各地に教室をいくつも設置して模試も1,000人以上の規模で 実施できる進学教室。多数の会員データの蓄積があり圧倒的な情報量を基にした進路指導をする力がある。
「××中学合格者○○名」という華やかな実績は、上位クラスの 生徒が重複合格することで、見かけ上高くなるので注意が必要だ。

最近では日能研のように児童心理学などを研修で学んだ講師を配置するなど、きめ細かい配慮をするようになって きてはいるが、カッチリ決められたカリキュラムのボリュームに消化不良を起こす生徒も少なくない。 基本的に4教科(または2教科)全てを学習する。ターミナル駅近くに教室を構えることが多く、通塾に時間がかかる。
中小進学塾
教室を1,2箇所程度持ち、多くは地域に根ざしている塾。大手の準拠塾として月例テストだけでなく、 教材とカリキュラムも組み入れられている塾は除外しておく。

独自教材を用いているかどうかがポイントである。講師が生徒全員の顔を知っているようなアットホームな雰囲気がある。 子どもの個性を活かした指導や志望校の提案もしてくれる。そうでなければ大手に生徒をさらわれて成り立たなくなる。 しかし中にはいい加減な指導をする塾も存在する。


個人塾
教師1人か2人でやっていて生徒数も多くなく、主に近所の小中学生を集めて教えている。全員が中学受験を目指している わけではない。

教師と生徒の相性が良ければ指導の効果は高い。家庭教師よりも経験が豊富な先生が多い。ただ大手に比べ情報力に 差があるので、その部分を補う努力をしている塾ならばいいのだが。算数のみ指導というような特定教科に絞った指導をする塾もある。
個別指導塾
最近伸びてきている新しいタイプの塾。個人指導が中心だが、教師は複数の生徒を見るため家庭教師よりは経験を積んでいると期待できる。 苦手な教科のみを見てもらうことが可能。ただ実績の判断が難しい。中には形だけ整えて、学生アルバイトばかりといういい加減な塾もあるらしいので注意が必要。
家庭教師
ベテラン教師もいるが、なかなか見つけられない。有名大学の学生が主体で当たり外れがある。 ただ志望校出身の学生だと学校の生の情報が得られる。費用の相場は時給2,000円~3,000円と決して安くはない。
大手の塾に通いながら個人塾・個別指導塾・家庭教師で不得意科目を補うという受験生も多く存在する。

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