小学校受験の特殊性
小学校受験に一般論はない
なぜ私立小学校を選ぶのか
小学校受験に一般論はない
小学校受験には一般論は通用しない |
前の項で述べたように、普遍的な選考基準が存在しない以上、お受験の世界では一般論は存在しない。学校の特色と家庭を含めた受験生の特徴・強みが一致するかどうかがポイントで、AさんにもBさんにも同じように通用する処方箋はないと考えるべき。よく語られる類型化した話を挙げておく。
■女の子は地元の名門小学校に通わせたい
女の子だから通学が大変という時代でもない。
■中学で難しい進学校に小学校で入れたらラッキー
進学校に中学受験で入学してくる小学生の学力は並外れている。その子達と同じ学力を附属小学校在学中に身につけるのは大変。
■中学受験向きのお受験小学校は勉強ばかりで子どもが可愛そう
今は勉強だけガリガリやらせているだけでは生徒は集まらない。当然学校も変わってきている。
■私立小は弁護士・医者などの親が多い
確かに有名ブランド校ではその傾向はあるが、サラリーマン家庭も相当増えている。
■進学実績の良い名門校附属は勉強が大変
集まる生徒が自主的に勉強するしっかりした生徒が多いというだけで、学校が勉強を押しつけたりはしない。上位校ほど自主性に任せている。
■系列高校・大学の偏差値が低かったら行く価値無し
「大学進学」という物差しでしか学校を見ていないとそう考える。情操教育や語学教育など特色ある教育をしている学校は多い。
■名門校も幼稚園や小学校から通っていないと意味がない
履歴書でお見合い結婚するのなら関係あるかも知れないが、社会人同士で出身小学校は普通話題に上らない。
■女の子が良縁で結婚するには名門お嬢様学校が有利
価値観が違えば当てはまらない話なので、一般論としては成り立たない。
■有名ブランド小学校でなければ私立に行くより、公立小学校へ通う方がまし
有名小以外の私立小全てと、公立小全てに成り立つ話ではない。各家庭のポリシーによって変わってくる。
次は「なぜ私立小学校を選ぶのか」です。