入試直前の過ごし方
受験直前のご家庭ではピリピリしているのではないかと想像されます。しかしながら、この時期に一番大切なのは「余裕」です。親の不安は子どもに反映してしまいます。幼ければ幼いほど顕著です。この時期は家庭学習のペーパーの枚数を増やしたりしがちですが、むしろ少し易しめの問題にして、自信を付けさせることも大事です。オリンピックのために準備してきて、本番で実力通りかそれ以上の力を発揮できる選手と、考えられないようなミスをしてしまう選手がいます。
その違いはメンタル面です。できるだけいつもと変わらない雰囲気で、落ち着いて取り組めるように親が落ち着く必要があります。小学校入試は実力だけでは決まりません。だからこそ、「ここまで準備したのだから結果は天に任せよう。」と思い切ることができれば、お子さんも安心して入試に臨めるのではないでしょうか。
この時期にあえて特別な準備をするとしたら次のことが挙げられるでしょう。
- 知らない大人に慣れる
- 入試では独特の静かな雰囲気で、全く知らない大人に出会ったり話しかけられたりします。その雰囲気に呑まれないように、知らない大人と接する機会を作っておくといいでしょう。一人でお使いをしたことがなかったら、「はじめてのおつかい」に挑戦しても良いかも知れません。始めは知り合いのお宅やお店へやって徐々に慣らしてもいいでしょう。
また子どもにとって一人で何かできるということは、大きな自信につながります。そんな経験が入試で生きるかも知れません。一人で電車の切符を買わせてみましょう。
- 衣装に慣れる
- ただでさえ初めての経験で緊張しがちなのに、入試当日に初めて受験用の衣装に袖を通すのでは、緊張感を一層増してしまいます。入試と関係のない時に親子で入試当日と同じファッションでお出かけしておくのはいかがでしょう。できればその時は楽しい経験をさせて下さい。そうすればきっと入試当日もリラックスしていられます。
次ページは「10月の学習ポイント」受験の基本姿勢・基本的生活習慣チェック・ペーパーの取り組み方・季節の行事を親子一緒にです。
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