本当に必要なものは質を重視!
シニアになると、たいていのものは持っているとはいえ、筋力の衰えなどもあり「重い」「使いにくい」と感じるものもあるでしょう。この先、不便だと思いながら使い続けるよりも買い替えた方がよい場合もあります。例えば、次のようなものは「良質なもの」を選ぶ価値があります。●健康を守るもの:靴や寝具
快適な靴や寝具は、シニアの健康を支える重要なアイテムです。足に合った軽量スニーカーは、膝や腰への負担を軽減し、散歩や運動を楽にします。また、体圧分散に優れたマットレスは、腰痛など体の痛みを和らげ、快適な眠りをサポートします。
●快適さを重視する:調理器具
調理器具は、軽くて扱いやすいものを選ぶと便利です。例えば、鍋やフライパンなどは軽量素材のもの、一回り小さなサイズのものを選ぶと日々の料理が負担になりません。日々の家事において、不便と思いながら使っていると知らずにストレスが溜まりおっくうになるものです。家事の時間が楽しくなるよう「快適に感じる」ことを大切にしましょう。
使い切るものはお手頃価格で賢く!
すぐに使い切る消耗品や流行に左右されるアイテムには、あまりお金をかける必要はありません。●頻繁に買い替えるもの
ティッシュペーパーや洗剤などの消耗品は、手頃な価格のものを選び、セールのもの大容量のものを購入すると、コストを抑えられます。特に掃除用洗剤は、アルカリ、中性、酸性タイプの3種類に絞り、それぞれ汚れに合わせて使い分けると、無駄なく経済的です。
●ファッション小物
バッグやアクセサリーなど流行に左右されるファッション小物は、プチプラで手に入れるのが賢い選択です。安価なものを選べば、気軽にトレンドを楽しめるうえ、失敗しても後悔が少なく、飽きたときにすぐ新しいものに挑戦できます。
お金を使うときのポイント
出掛ける機会が減り、自宅で過ごす時間が増えるシニア世代にとって、日常の便利グッズや生活を快適にするアイテムは重要です。どこにお金をかけ、どこを抑えるべきかを見極めるためには、自分の生活スタイルや価値観を見直してみましょう。●優先順位を決める
まず、自分にとって本当に大切なものを考えてみましょう。例えば、健康を維持するための靴や寝具、趣味を楽しむための道具、家族との時間を充実させるためのアイテムなどが挙げられます。優先順位の高いものに計画的にお金をかけることが、生活満足度の向上につながります
●工夫を意識する
限られた予算で生活を豊かにするには、ちょっとした工夫が大切です。掃除用洗剤を用途別に厳選したり、セールを活用して日用品をまとめ買いしたり、必要ないものはリサイクルマーケットに販売したりなど。支出を抑えながら機能性を満たすにはどうしたらよいか考えましょう。